国内で韓国文化に触れられる場所といえば、まず思い浮かぶのは新大久保。韓国料理屋が並ぶほか、コスメショップなども多数あり、韓流の最先端が集まります。しかし、新大久保のように韓国のお店が並ぶ「コリアンタウン」は、都内だけでもほかに数カ所にあります。さっそくご紹介していきます!
●最も古いコリアンタウン「東上野」
1948年頃からキムチ専門店や民族衣装店、焼肉店などが軒を連ね始めた、東上野。実はここは、東京で最も古いコリアンタウンとも言われています。かつてキムチ専門店が多く並んでいたことから「キムチ横丁」と呼ばれるようになった場所は、現在は焼肉の激戦地としても有名です。
また、料理店だけでなく、焼肉料理用の肉を仕入れている肉屋さんや韓国食材店など、“ディープ”なお店も密集しています。ディープな韓国を感じたいときには、東上野、特にキムチ横丁に行ってみるのがオススメです。
●韓国の家庭料理屋が並ぶ「赤坂」
赤坂にあるコリアンタウンも、食の宝庫。東上野が焼肉ならば、赤坂は家庭料理や滋養強壮、美肌効果の高いグルメが並びます。牛骨を使ったスープ「雪濃湯(ソルロンタン)」の専門店である「一龍」や、2002年のオープン以来、有名人なども訪れるという「古家庵」など人気店が軒を連ねます。
また赤坂周辺は、韓国企業の日本法人が密集している場所でもあります。そのため、仕事終わりに食事をと何気なく寄ったら本格的な料理に驚く…なんてこともあるかもしれません。“ちょっと大人なコリアンタウン”というイメージがぴったりなスポット。
●異色な雰囲気を持つ「三河島」
新大久保や東上野、赤坂とは異なる雰囲気を持つのが三河島。実は、三河島のコリアンタウンの基礎となったお店自体は戦前からあるそうで、古い歴史を持ちます。
何気ない住宅街の中にハングル語の看板があったり、ここでしか味わえない一品を提供するお店も点在していたり、実は隠れた韓国スポットです。
このように、都内にあるコリアンタウンは、その特長や雰囲気もさまざまです。最先端なら新大久保、ディープな味を求めるならば東上野など、多様な面を楽しんでみてください。