中野泰輔の写真展『HYPER/PIP』が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンにて開催中。会期は、2月15日まで。
中野泰輔は、身近な人物が自分にはない願望を当たり前に抱いていることに衝撃を受け制作した作品「Hyper≠Linking with…」で、第18回写真「1_WALL」グランプリを受賞。審査員からは、「絶望し悲観的になるのではなく、衝撃を受けた体験を客観視し作品へ昇華した」と高く評価された。
中野にとって他者の欲望を知ることは、人間の知られざる顔に出会う体験でもあるという。世界は場所、時間、ジェンダーや年齢などで簡単に区切ることはできず、一人の人間には想像を超えた多様な側面があることを示唆する。
本展では、家族や恋人といった身近な人物の欲望をテーマに、写真の上にゼリー状の膜を張った作品を発表する。グランプリ受賞から1年後の個展に、ぜひ足を運びたい。
第18回写真「1_WALL」グランプリ受賞者個展
『中野泰輔展「HYPER/PIP」』
2018年1月29日(火)~2月15日(金)
会場:東京都 銀座 ガーディアン・ガーデン
時間:11:00~19:00
休館日: 日曜、祝日
料金:無料