日比谷音楽祭実行委員会(委員長:亀田誠治)は、2020年5月30・31日の日比谷音楽祭2020開催の中止により仕事を失った音楽・イベント業界を支える裏方スタッフに対し、「少額でも補償する」試みとしてスタートしたクラウドファンディングに、5月13日より新たなリターンを追加。
クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて募集中のプロジェクト『日比谷音楽祭2020|開催中止で仕事を失ったスタッフへサポートを』は、募集開始から多くの支援があり、開始10日で第1目標としていた支援総額400万円を達成し、現在はネクストゴールの800万円(スタッフ一人あたり2万円以上の補償)を目標として募集を継続。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うイベントやコンサートの開催自粛によって、エンタメ業界の仕事は激減し、多くの人たちが2か月以上、仕事のない状態が続いている。彼らが収入を得るために他の仕事を求め、いなくなってしまえば、イベントやコンサートをつくるための経験や技術、知識までもが失われてしまい、この事態が収束したとしても、再開することができなくなってしまう。日比谷音楽祭では、そのことに危機感を覚え、たとえ少額でも、彼らに対して何らかの補償をしていきたいと思い、プロジェクトを立ち上げた。
支援者募集中のクラウドファンディング『日比谷音楽祭2020|開催中止で仕事を失ったスタッフへサポートを』では、日比谷音楽祭の本番に稼働することを予定していたセクション【ステージをつくり進行するスタッフ(舞台監督/ 音響/ 照明/ 楽器テクニシャン/ 大道具/ 映像/ 特効/ トランスポート/ 電源/ 録音/ ステージ制作/ カメラマン/ ケータリングスタッフなど)、テントやブース、看板の施工、フードやワークショップ等の出店管理をするスタッフ、場内の運営、案内係や警備など】のスタッフ約300名に対する補償を予定。第1目標の支援総額400万円を達成したことにより、一人あたり1万円の補償金を用意することが決定した。現在目指しているセカンドゴールは支援総額800万円で、スタッフ一人あたり2万円の補償となり、サードゴールの1千万円を達成することができれば、スタッフ一人あたり2.5万円の補償が可能となる。
プロジェクトの主旨に賛同いただいた企業から新たに追加されたリターンは以下となります。
この自粛の時間を音楽を始めるきっかけにしてもらえたらという思いを込めて、
株式会社山野楽器様から、ギター、ウクレレ、ドラム、キーボード、トランペット、フルート、オカリナなど、初心者でも安心して楽しんでいただける確かなクオリティーの楽器とその無料レッスンのセット、株式会社旺文社様からは、累計発行部数200万部突破の人気シリーズ「学校では教えてくれないこと」、亀田誠治実行委員長が、このシリーズの中から子どもたちのためにセレクトした4冊と、亀田誠治コラボ商品(サイン付き)をお届け。
その他のリターン、詳細はクラウドファンディングサービス「READYFOR」をご覧ください。
日比谷音楽祭2020開催中止で仕事を失ったスタッフへ 「少額でも補償する」試みのクラウドファンディング
一人あたりの補償額増加を目指してチャレンジ継続中!
「家で過ごす時間を音楽を始めるきっかけに」 楽器店はじめ、
多くの企業の賛同協力により、多彩なリターンを追加
募集開始:2020年4月20日(月)13:00~6月22日(月)23:00終了
募集サイト:クラウドファンディングサービス「READYFOR」
プロジェクト:日比谷音楽祭2020|開催中止で仕事を失ったスタッフへサポートを
U R L:https://readyfor.jp/projects/HMF2020
■亀田誠二さんが今年の音楽祭にかけていた思い(以下、2020年1月27日発表の実行委員長・亀田誠治からのメッセージより)
2020 年は東京オリンピック・パラリンピックも開催され、我々の生活も今まで以上に多様化が加速していくことでしょう。一方、世界では争いや大規模な自然災害が頻発し、人々が向き合わなければならない困難な出来事は止むことがありません。そんな時代の渦の中で、日比谷音楽祭は、「人の心を癒やし、さまざまなボーダーを超え、希望をつなぐのは音楽の力だ」ということを、みなさんと分かち合いたいと思っています。
今年も、「親子孫三世代で楽しめる音楽祭」「次世代に尊い音楽をつなぐ音楽祭」という、日比谷音楽祭の理念に賛同する素晴らしいアーティストたちが、ポップス、ロック、クラシックといったジャンルを超えて、世代を超えて集結します。そんなアーティストたちの「思い」と、かけがえのない音楽文化を応援しようという、みなさんひとりひとりの「思い」をなだらかにつなげる架け橋に日比谷音楽祭はなりたいと思っています。
日比谷音楽祭 https://hibiyamusicfes.jp/2020/
「日比谷音楽祭」は、日比谷公園をセントラルパーク(米国・ニューヨーク)で行われているフリーコンサート、「サマーステージ」のように、日本の新たな音楽文発信の拠点としたい、素晴らしい音楽を生の演奏で聴く機会を提供したいという、音楽プロデューサー亀田誠治の想いから、多様性を受容し、世代、国籍、障がい、経済格差などを超えて、誰もが参加できる「無料」のフリーコンサートという形で2019年に初めて開催しました。亀田誠治率いるスペシャルバンドとゲストアーティストによるスペシャルコラボレーションコンサートを始めとした多様なステージ、音楽ワークショップやレコードコンサートのほか、トークショーや、障がいの有無などの垣根を超えて一緒に楽しめる、体を使ったスポーツ大会、こだわりのピクニックフードなど、一日中楽しめるコンテンツが実施され、2日間で延べ10万人の方が音楽と触れあいました。2020年は新型コロナウイルスの影響による政府の緊急事態宣言、東京都からの要請を受け中止が決定している。