サンパウロ出身のRHRは、バイレファンキやテクノ、ベースミュージックを軸に、ダンスホールやゴム、ラップなど様々な音楽を融合させたオリジナルなスタイルをもつDJ/プロデューサーだ。ニューヨークTijolo Recordsの重要な一員であり、ブラジルのMamba Rec、Nice and Deadlyや、アメリカOmnidisc、Pac Recsといったレーベルともパートナーシップを結んでいる。Deckmantel Festivalの常連で、近年ではBOILER ROOMやHÖRでのプレイも人気動画になっている。3月には、Hessle AudioのラジオプログラムでのBen UFOとの共演でも、素晴らしいセットを披露して話題を呼んだ。
ブラジルのリズムやパーカッシブと、ゲットーが生んだタフネス、高度なエレクトロニクスとファットなベースラインが、ごく自然に融合されるRHRのセットでは、ときに強力にバウンスし、ときにサイケデリックな陶酔的ヒプノティズムに包まれる、極上の音楽体験を得ることができる。それは、RHRことRoniere Santosの音楽への強い情熱と研究熱心さにもたらされており、5枚のソロEPや、Danny DazeとのコラボEPの内容にも垣間見ることができる。
この夜は、RHRを迎える上での最上の準備が整った。ruralやFuture Terror等の大型イベントや、海外の電子音楽アクトを迎え撃つ際の不可欠な存在になっているAKIRAM ENは、音楽の深層と細部へと渡る、大胆かつモダンなディープリスニングサウンドで、RHRとの天井知らずの共演を期待させてくれる。バイレファンキかけ子はRHRの来日に欠かすことができないのは言うまでもない。更新されたバイレファンキは、ブラジルを日本にガイドするとともに狂気をちらつかせる稀有なイマジネーションで、RHRとのフィジカルなセッションへと持ち込んでくれそうだ。さらに、解体新書のファウンダーRomy Matsの、活性する電子音楽とベースミュージック、ヒップホップやダンスホールをルーツにもつTYO GQOM、Habanero PosseのメンバーHW BINGOのゴムやシンゲリ、ブレイクコアといったハイレベルなクロスサウンドもパーティを躍動させるトピックとなっている。
有機的なエレクトロニクスが、融通無碍に躍動する、電子音楽の進化の或る世界線。世界を翻弄するサンパウロ最高のDJが待望の来日だ。
SIXELVES presents RHR
https://jp.ra.co/events/1916234
2024.05.18 (Sat)
Open 22:00
Before11PM ¥2,000
Under23 ¥2,000
Door ¥3,000
渋谷 R Lounge https://rlounge.jp/
Lineup:
RHR(Brazil)
AKIRAM EN
Romy Mats
HW BINGO
バイレファンキかけ子