新曲「Working for the Knife」とそのヴィデオ、そして2022年春の北米ツアーの発表と共に、Mitskiはシーンに戻ってくる。シンセとシンコペーションのビートでうねる「Working for the Knife」は、Mitskiのテノールと長年のコラボレーター、Patrick Hylandのプロダクションによりドライヴされる。「夢のある子供から成長し、取り残されてしまった途中、何処かでそれを感じること。そして、自分の人間性を認めない世界に直面し、そこから抜け出す方法が見当たらない状態」とMitskiは曲について説明する。ヴィデオはニューヨーク州オールバニーのザ・エッグで撮影され、Zia Angerが監督。写真のディレクティングはAshley Connorが務め、彼女を産んだのと同じ残酷な世界に戻ってきたパフォーマーを提示する。Mitskiは音とフィジカル・プレゼンテーション、その両面への献身を表現。全ての筋肉を活性化し、意図を持って振り付けのストーリーに身を任せる。それは、今までのMitskiからはまだ見たことがない、ダイナミックでザラザラした新しい強さだ。
https://open.spotify.com/album/5z1bA7zhlWlyBgBA2rN4uE
https://music.apple.com/jp/music-video/working-for-the-knife/1587228826
●Mitskiは日系アメリカ人のシンガーソングライター/ミュージシャン。大学で音楽を学びながら『Lush』(2012年)、『Sad, New Career in Business』(2013年)と2枚のアルバムを自主リリースし、大学卒業後の2014年にDouble Double Whammy(後にDead Oceansより再発)よりリリースしたサード・アルバム『Bury Me at Makeout Creek』が高い評価を獲得した。その後、2016年には4枚目のアルバム『Puberty 2』、2018年には5枚目のアルバム『Be the Cowboy』をそれぞれDead Oceansよりリリース。『Be the Cowboy』はPitchforkの年間ベスト・アルバムの1位を獲得する等、賞賛を浴びた。
★WORKING FOR THE KNIFE
I cry at the start of every movie
I guess ‘cause I wish I was making things too
But I’m working for the knife
I used to think I would tell stories
But nobody cared for the stories I had about
No good guys
I always knew the world moves on
I just didn’t know it would go without me
I start the day high and it ends so low
‘Cause I’m working for the knife
I used to think I’d be done by 20
Now at 29 the road ahead appears the same
Though maybe at 30 I’ll see a way to change
That I’m living for the knife
I always thought the choice was mine
And I was right but I just chose wrong
I start the day lying and end with the truth
That I’m dying for the knife
どんな映画を観ても、冒頭で泣いてしまう
私も何かを創っていたいから
でもナイフのために働いている
大人になったら物語を語ろうと思っていた
だけど誰も関心を持ってくれなかった
勇者が一人も出てこない物語に
世界は前に進んで行くものだと分かっていた
ただ私抜きでも進むと知らなかっただけ
一日はハイになって始まり、落ち込んで終わる
ナイフのために働いているから
昔は20歳までに止めると思っていた
29になった今も、前途は同じように見える
でも30になればもしかして、変える手立てが分かるかも
ナイフのために生きているってことを
選択肢は自分にあるとずっと思っていた
その通りだったけど、ただ選択を間違えただけ
一日は嘘で始まり、真実で終わる
あのナイフのために死んでいくと
■More info: http://bignothing.net/mitski.html