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『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ来日記者会見



 
2019年度のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝き、たちまち世界中の映画ファンを魅了したポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』。先日発表された第92回アカデミー賞では、外国語映画として初の作品賞をはじめ、監督賞、脚本賞、国際映画賞の最多4部門受賞という快挙を達成。家族全員が失業中の半地下に暮らす貧しい一家が、高台の豪邸に住むIT企業の社長一家の家庭に少しずつ寄生していくところから展開していく想像を絶するストーリーは、ここ日本でも大きな話題となっている。韓国のみならず、世界各国が直面する貧富の格差という社会問題を背景にしながらも、エンターテイメント性が高く、ひと時も目が離せない傑作はいかにして生まれたのか。オスカー受賞後の2月下旬、ポン・ジュノ監督と主演のソン・ガンホが来日を果たし、東京・内幸町の日本記者クラブにて記者会見に応じた。

 
——まずはご挨拶をお願いします。

 
ポン・ジュノ監督「本日は大勢の皆さんにお越しいただきましてありがとうございます。カンヌ国際映画祭やアカデミー賞の受賞は非常におめでたいことですし、とても喜ばしいことでもあるのですが、最初から計画していたことではありません。私たちは賞を目標に映画を撮ったわけではないのです。もちろん、とても光栄なことですが、フランスやドイツやアメリカ、イギリス、そして日本まで、一年がかりで公開が続いており、各国の観客が本当に熱く反応してくださったので、何よりもそのことをうれしく思っています。北米では昨年10月に公開され、1月中旬にアカデミー賞のノミネーションが発表される前に、外国語映画としては歴代10位以内の興行収入を記録しました。先にアメリカの観客がとても熱い反応をしてくださって、それを受けてオスカーの受賞という結果を得られたのではないか、そのことにより意義があるのではないかと考えています。日本でも1月上旬に公開されて、その後にオスカー受賞という結果になったのですが、劇場で映画を観て熱く反応してくださった観客の皆さんに感謝の意をお伝えしたいと思います」

 
ソン・ガンホ「お会いできてうれしいです。ソン・ガンホ、デス。本作で東京を訪問するのは2度目となります。私たちの映画『パラサイト 半地下の家族』が日本の皆さんにも歓迎され、興味深い作品として受け入れられたようで、とてもうれしく思っています。2000年代の初期には、韓国の映画が日本でも多く紹介されていた時期がありました。でも残念なことに、その後は両国の映画の交流が少なくなってしまったように思います。日本と韓国は近い国であるにもかかわらず、一時のような活発な交流がなくなった時期がありました。ただ、本作をきっかけにして、素晴らしい監督たちや日本の優れた芸術家たちの作品が、だんだんと多くの方々の愛情を受け、関心を集めているような気がします。お互いの国の作品に関心を持ち、声援を送り合えるような、2000年代初期の頃のような状態が戻ってきてほしいなと思います。今日は皆さんにお目にかかれて本当にうれしいです」

 


 


 


 
——世界各国の観客に支えられていることがうれしいとおっしゃいましたが、本作のどのようなところがここまで多くの観客を魅了したのだと思いますか?

 
ポン・ジュノ監督「日本だけでなく、イギリス、メキシコ、韓国、そしてフランスでも、とても良い反応をいただいています。北米でもずっと記録を更新中なのですが、正直に言って、なぜ本作がこれほど受け止められたのか、私自身にもよくわからないのです。この映画は普遍的なテーマを描いていますが、国際的な熱い反応や海外での興行収入を目的に制作したわけではありません。いつも通り、韓国の俳優たちと一緒に作った作品なので、今のこの状況がとてもうれしくもあり、不思議に思っています。映画祭やプロモーションで各国を回って多くの反応を耳にしているのですが、私なりに皆さんの声を総合すると、もちろん貧富の格差という同時代的なテーマを描いているという理由も多かったのですが、私は少し違うのではないかと思います。なぜなら、貧富の格差というテーマは、観ている人にとって居心地の悪い部分があるかもしれないからです。それ以上に観客に直接的に訴えかけたのは、やはり予測を裏切るストーリー展開であり、特に後半の展開に対するとても熱い反応を感じました。カンヌ国際映画祭では、特に後半の展開についてネタバレをしないようにとお願いしていたのですが、やはり『後半の展開が面白い』『ストーリー展開がとても新鮮だった』という意見を多く耳にしました。さらにもう一つ加えると、俳優たちが醸し出す魅力が訴える力が大きかったのではないかと思います。彼らが表現した感情が、万国共通語として全世界の観客に届いたのではないかと思うんです。特にアメリカでは全米俳優組合賞にて、アメリカの俳優仲間たちからとても熱い反応をいただいきました。この映画の中で表現されている10人の素晴らしい俳優のアンサンブルが、アメリカや日本や多くの国の観客に熱く訴えかけたのではないかと考えています」

 
——監督とソン・ガンホさんは本作が4度目のタッグですが、お互いの素晴らしいところを教えてください。

 
ポン・ジュノ監督「演技が本当に素晴らしい、大好きな俳優です。“この役を演じるのはこの方なのだ”と頭で思い描きながらシナリオを書いていると、心がとても穏やかで楽な気持ちになります。自信も生まれてきますし、まるで草原を走り回る仔馬のような、そんな自由な気持ちになります」

 
ソン・ガンホ「私はポン監督のねっとりした、陰湿なところがとてもいいなと思っています」

 
ポン・ジュノ監督「(笑)」

 
ソン・ガンホ「皆さんは俳優と監督が現場でたくさんの話をすると思われているかもしれません。でも私の場合は、現場では監督とあまり話しません。作品を通して監督が一体何を語ろうとしているのか、自分で探っていくのが好きなのです。もちろんそれは俳優にとって難しいことですが、同時にとても楽しくて興味深いプロセスでもあります。監督が表現しようとしていることを現場で直接聞くのではなく、自分で見つけようとするのです。この20年間、私は監督といろんな作品でご一緒してきましたが、それらを振り返って感じることは、(監督との仕事は)まさに祝福であり、また苦痛でもあるということです。苦痛というのは、芸術家としてのポン・ジュノ監督が目指している高い野心を、私が俳優として十分に達成する上での苦痛です」

 


 


 


 
——監督が本作を通じて一番伝えたかったことは?

 
ポン・ジュノ監督「現在、韓国や日本を含む世界中の多くの国が同じような状況に置かれ、同じような苦痛を抱えています。いわゆる二極化という呼び方もされていますが、私は二極化という事実をあばくという意図よりも、未来に対する恐怖のような感情を抱いていました。私自身、息子を一人育てていますが、未来の私たちの社会がこの二極化を克服し得るのかと考えたとき、それはたやすいことではないように思えたのです。私は悲観主義者ではありませんが、今後どうするべきなのか、今の私が抱えている不安や恐れは、たとえクリエイターではなくとも現代を生きるすべての人々に共通するのではないでしょうか。ですので、そういった不安や恐れを率直に映画の中で表現してみたいと思いました。ただ、私は普段から性格的に、そういったメッセージを真顔で伝えるのが得意ではありません。冗談交じりに伝えることが好きなのです。ですので、本作でも自分が伝えたいメッセージを声高に主張したり、強要したりするよりも、あくまでも映画的な美しさや活力の中で、シネマティックな興奮がある中で伝えたい、面白く伝えたいという気持ちがありました。俳優たちが表現する豊かな感情とともに、映画的な活気をもって伝えたかったのです」

 
——不安や恐れを伝える一つの手段として、本作では“匂い”が用いられています。なぜ匂いにフォーカスしようと思ったのですか?

 
ポン・ジュノ監督「映画はイメージとサウンドで作られるので、匂いを表現するのは難しいことです。ですが、俳優たちが匂いを嗅いでいるときの表情や、自分が匂うのではないかという表情を見事に表現されているので、シナリオを書く段階から匂いに関する繊細な状況を書くことができました。そして匂いというものは、このストーリーにとても合っていると思いました。本作は貧富の格差を描く以前に、人間のお互いに対する礼儀について描いており、その礼儀が失われたときに何が起こるのかという瞬間を描いた映画でもあります。普段の生活の中で匂いを感じたとしても、相手に対する礼儀に関わることですので、それを口に出すのは難しいことです。でも匂いは、その人の生活環境や生活の条件、労働条件、また、その人がどんな状況に置かれているのかを表すものでもあります。劇中では、ある一線を超えてしまったときの状況が描かれていると思います」

  
——ソン・ガンホさんは匂いを表現する上で工夫したこと、苦労したことはありますか?

 
ソン・ガンホ「劇中では“線を超えるな”という表現が出てきますが、映画において線や匂いは目には見えないものです。そうした目に見えないものを、映像を通して現象として見せることはできません。線や匂いのような漠然とした観念的なものを表現するにおいては、何かこれといった方法があるわけではありません。ですので、私は表現方法よりも、そのドラマの構造の中に入っていって、それを心理的に理解するということを心がけました」

 


 





 
——韓国では映画などのソフト政策が国家的に後押しされているそうですね。その点で日本はある意味、内向きだという指摘もあるのですが、監督の目に日本の映画界はどのように映っていますか?

 
ポン・ジュノ監督「日本には個人的に親しくさせていただいている監督がたくさんいらっしゃいます。そして日本には長い映画の歴史と伝統があります。私自身が監督だからか、優れた歴史的な存在の監督がいる国というのが第一印象です。今村昌平監督や、長い間おつきあいをさせていただいている黒沢清監督や阪本順治監督、是枝裕和監督の作品はどれも本当に好きです。韓国の映画産業につきましては、国家的な支援プログラムは主にインディペンデント映画やドキュメンタリー映画の領域に焦点が当てられています。ですので、私やソン・ガンホさんが参加しているような映画は、主に民間企業が出資、配給、製作をするという状況です。韓国映画産業はうまく回っている、健全な状態にあると言えるかもしれません。日本については主に漫画やアニメーション産業が国際的にも広く知られているので、そこにより焦点が当てられるのかもしれません。ですが、私個人としては、日本の監督やフィルムメーカーが持つ多様なスペクトラム、そして幅広い映画的世界にとても興奮を覚えます」

 

——本作はカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞して、さらにアカデミー賞で作品賞を受賞したわけですが、それぞれの喜びの質に違いはありましたか?

 
ポン・ジュノ監督「個人的には2つの賞に衝撃と歓喜が共存しているので、比較するのは簡単なことではありません。カンヌの審査員は9人なのですが、(アレハンドロ・ゴンサレス・)イニャリトゥ監督やケリー・ライヒャルト監督をはじめ、その9人の中には個人的に大好きな監督がいらっしゃいました。他にもヨルゴス・ランティモス監督や普段から好きだった監督たちが、自分たちの映画を好きになってくれたことへの喜びがとても大きかったです。審査員長を務められたイニャリトゥ監督が、あえて『満場一致だった』と強調してくださったのを聞いて、さらにうれしかったです。大好きな審査員たちの全員が、私たちの作品を好きになってくれたんだという喜びでした」

 
——アカデミー賞はいかがでしたか?

 
ポン・ジュノ監督「アカデミー賞は8000人以上の方々が投票しているので、彼らの名前や顔は詳細には知り得ません。そして私とソン・ガンホ先輩をはじめ、みんなで5ヶ月以上に及ぶ“オスカー・キャンペーン”と呼ばれる長く複雑な道のりを初体験しました。とても長い期間だったので、“この時間は本来ならシナリオを書いているべきなのに、一体何をやっているんだろう?”という思いにとらわれたり、つらく感じられたり、大変だなと思うプロセスもありました。でも今になって振り返ってみると、アカデミー賞のキャンペーンは非常に複合的であり、巨大なスケールの中で映画を検証していくプロセスでもあります。この映画のどこが優れているのか、どんな思いでみんなが参加して関わっているのか、どのようにこの映画が作られているのかということが、一つ一つ検証されていくような印象を受けました。ですので、アカデミー賞では、巨大なスケールの中で作品が検証されたのだという受け止め方をしました」

 
ソン・ガンホ「もちろん、カンヌ国際映画祭もアカデミー賞での受賞も、同じようにうれしいことではありました。ただ、カンヌでは初めて賞をいただいたということもあり、あまりのうれしさにポン・ジュノ監督の胸元を強く何度も叩いてしまったのです。それによって肋骨にヒビが入ったという話を聞いたので、それはいけないなということで、アカデミー賞のときは首元をつかむとか、背中や頬を叩くとかして、できるだけ胸は避けるようにしました」

 
ポン・ジュノ監督「(笑)」

 
ソン・ガンホ「笑えないハプニングではありますが、すごくうれしいのだけれど、ポン・ジュノ監督の痛いところを避けて喜ばなくてはいけないという状況でした(笑)」

 


 


 


 
——お二人が2006年にタッグを組んだ映画『グエムル ー漢江の怪物ー』は、ウィルスが蔓延したかのような状況で社会がパニックになったときに、国家がどう向き合うかということが重大なテーマだったと思います。今まさに東アジアで同じようなことが起こっていますが、この状況をどのように感じていますか?

 
ポン・ジュノ監督「『グエムル ―漢江の怪物―』にはウィルスの話が出てきますが、結局ウィルスはなかったということが明かされます。最近の状況を見ていると、浦沢直樹さんの『20世紀少年』などが思い出されます。こういった現実と創作物が時代の流れの中で相互に侵入し合っていくということは、非常に自然な流れなのではないかと思います。私は実際のウィルスや細菌が医学的、生物学的に体内に入るのではないかという恐怖以上に、人間の心理が作り出す不安や恐怖の方が大きいのではないかと思います。ですので、心理的な不安や恐怖に巻き込まれすぎてしまうと、逆にそういった災害を克服することが困難になるのではないでしょうか。『グエムル ―漢江の怪物―』では、特にそういった部分を描きました。実在しないウィルスを巡って人々がパニックに陥り、そこから起こる騒動を描いたのです。今はもちろん、映画とは違う状況です。実際にウィルスも存在するわけですが、この事態を恐れすぎて恐怖や不安を抱いてしまったり、この状況に対して過度に反応してしまったり、誇張した対応をしてしまったりしたら、もっと恐ろしいことが起きてしまうと思います。さらにそこに国家的、もしくは人種的な偏見を加えてしまうと、さらに恐ろしいことが起きてしまうのではないかと思うので、私たちはもうすぐこの問題を懸命に乗り越えていくのではないかと、希望的に捉えるようにしています」

 
——先ほど、賞を受賞するために映画を撮っているわけではないというお話がありましたが、映画を作るときに一番の目標にしていること、心がけていることは何ですか?

 
ソン・ガンホ「『パラサイト 半地下の家族』では、全米俳優組合賞で最優秀アンサンブル賞をいただきました。私が代表して受賞スピーチをしたのですが、『この映画は“パラサイト”(寄生虫)というタイトルですが、私たちがこの社会をどのように生きていったらいいのか、どう生きたら良い世界になるのかということ、つまりは“寄生”ではなく“共生”を描いた作品です。その作品が全米俳優組合賞でアンサンブル賞を受賞できたということで、私たちはちゃんとこの映画を作ることができて、それがきちんと伝わったのだということを実感できました』と伝えました。本作をはじめ、映画制作は快感を伴いますし、価値を見出すこともできます。本作を観た皆さんがその快感や価値を同時に味わうことができた、だからこそ、世界中の観客が好意的に受け止めてくれたのではないでしょうか。おそらくポン・ジュノ監督も同じだと思いますが、私は映画を作るにあたって、必ずしも重大なテーマがないといけないとは思っていません。ただ、自分たちが伝えたいストーリーをどのように映画で表現していくのか、それも興味深く表現できるかということを、私は俳優として常に探求し、研究しています」

 
ポン・ジュノ監督「私には映画を作るときに、実は目標があるにはあるんです。恥ずかしくてお話しするのもはばかれるのですが、でも今は告白しなければならないような状況ですよね(笑)。自分で言うのはとても恥ずかしいのですが、私はクラシックを作りたい、自分の作品がクラシックな映画になってほしいという妄想をしています。自分が作った映画がクラシックになるということは、つまりその映画が時間や歳月を乗り越えていったということでもあります。たとえばキム・ギヨン監督の『下女』や黒澤明監督の『七人の侍』、アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』のような作品を作りたいという思いがあるんです。でもこれはもう、ほぼ妄想ですよね。そのために私は映画を作るとき、または準備をするときに、自分が書いているストーリーと一対一で向き合うことを心がけています。たとえば何かの賞を獲りたいとか、どこかの国で興行的に成功してほしいというような不純物が混ざることなく、あくまでもストーリーと向き合って、自分自身と対決するような透明な状態で映画を準備することを心がけています」

 
——日本のマスコミが韓国の半地下に興味を持って、多くのメディアが現地取材を行っていることについて、どのように思われますか?

 
ポン・ジュノ監督「国や都市によって様々な住居形態がありますが、半地下はかなり独特のものなので、各国のメディアの皆さんも関心を持たれたのではないかと思います。半地下だけでなく、映画の冒頭に登場するスーパーマーケットや、雨の中で階段を降りていくシーンで使用した階段などに、日本を含む各国の観客や映画マニアの方々がロケ地巡りをされています。映画の人気に伴うことなのですが、実際に住んでいらっしゃる町の皆さんには苦労をおかけしているので、申し訳ない気持ちです。メディアの方々が取材されること、また映画ファンの方々がロケ地を訪れることについては、深い山奥や無人島ではなく、リアルに普通の人々が生活をしている場所ですので、住民の皆さんに不都合な状況にならないよう配慮していただくことを最優先にしてほしいです。クリエイターとしては実際にある場所に関心を持っていただけるという効果があったわけですが、住民の皆さんにご不便をおかけしてしまったという点について、クリエイターとして申し訳ない気持ちです」

 
text Nao Machida

 

『パラサイト 半地下の家族』
www.parasite-mv.jp
全国大ヒット上映中!


 
出演: ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督ポン・ジュノ(『殺人の追憶』『グエムル -漢江の怪物-』)
撮影:ホン・ギョンピョ 音楽:チョン・ジェイル
提供:バップ、ビターズ・エンド、テレビ東京、巖本金属、クオラス、朝日新聞社、Filmarks
/配給:ビターズ・エンド
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED /2019 年/韓国/132 分/PG-12/2.35:1/英題:PARASITE/原題:GISAENGCHUNG/ www.parasite-mv.jp

ⓒ 2019 CJ E&M CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED


 
全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして兄に続き、妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく——。

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