2000年代に起きた、最初の韓流ブーム以来、日本でも話題に上ることも多くなった「韓国映画」。その時のブームの火付け役、ヨン様ことぺ・ヨンジュンさんの出演作をはじめ、多くの作品が韓流ファンを中心に支持されています。
最近では、韓国映画をリメイクした日本映画の中にサスペンスや社会派も多く、韓流映画やドラマといえばラブストーリーというイメージを持っていた方も要チェックです。
●藤原竜也&伊藤英明主演『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017年)
http://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/
1本目に紹介するのは、そんな作品から、2017年に公開された『22年目の告白 -私が殺人犯です-』。
韓国公開時のタイトルは『殺人の告白』。2012年秋に公開されたアクションスリラーで、衝撃的な題材でセンセーションを巻き起こした作品です。韓国版ではチョン・ジェヨンさんとパク・シフさんが演じた主演を、日本版では藤原竜也さんと伊藤英明さんが演じています。
「すべての国民が、この男に狂わされる」をキーワードに、藤原さんの怪しい魅力と、無骨な伊藤さんの“怪演”に引き込まれる社会派サスペンスで、最後の最後に待っている驚きの展開に、「あなたも狂わされる」こと間違いなしでしょう!
●多部未華子主演『あやしい彼女』(2016年)
http://www.vap.co.jp/category/1468485641342/
2本目は、多部未華子さんが、見た目はキュートな20歳。でも実は73歳の毒舌なおばあちゃんを演じた『あやしい彼女』。
韓国版『怪しい彼女』は、韓国で2014年に公開され、中国、ベトナムでもリメイクされました。さらに英語などの8つの言語で製作されている映画でもあります。
世界が夢中になった作品と言っても過言ではないこの映画は、笑いあり涙ありの王道エンタメで明日への活力になる1本。ちなみに、日本版で見ることができる60年代の衣装も、とてもかわいいので、ぜひ注目を。
●山崎まさよし主演『8月のクリスマス』(2005年)
最後は、韓国恋愛映画の名作と言われる『8月のクリスマス』。日本版では主人公を歌手の山崎まさよしさんが演じました。
1998年に韓国で公開された『八月のクリスマス』は、翌年、日本でも大ヒットした悲恋。日本版では、舞台を富山県高岡市に変え、余命わずかな主人公の淡く切ない最後の恋を描いた作品となりました。
リメイク作品の中には、結末が違うものや演出が異なるものなど、その国に合わせた見所があります。原作から見るもよし、日本版から楽しむもよし。それぞれの良さを、ぜひ堪能してみてください。