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九州・柳川を舞台にニー・ニー、池松壮亮ら日中のスター俳優が共演したチャン・リュル監督の最新作『柳川』




九州・柳川を舞台に日中のスター俳優が共演した名匠 チャン・リュル監督の最新作『柳川』が2022年12月30日(金より新宿武蔵野館ほか(伏見ミリオン座、横浜シネマリン、シネ・リーブル梅田など)全国順次公開、12月16日(金)よりKBCシネマにて福岡先行公開。
チャン監督は、韓国、中国で活動する中国出身の監督で『キムチを売る女』(07)、『慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ』(14)、『春の夢』(17)などが日本で劇場公開されており、ヴェネチア、カンヌ、ベルリンなど世界の三大映画祭で高く評価されてきた。本作『柳川』は、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された「福岡」(19)に続き、日本を舞台にした第2弾作品となる。
主演を務めるのは、中国で絶大な人気を残る役者ニー・ニー。染谷将太主演「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」にも出演するチャン・ルーイーとシン・バイチン。そして、日本を代表する俳優・池松壮亮が主要キャストとして参加。


中年になり自分が不治の病であることを知ったドン(チャン・ルーイー)は、長年疎遠になっていた兄・チュン(シン・バイチン)を柳川への旅に誘う。柳川は北京語で「リウチュアン」と読み、2人が青春時代に愛した女性「柳川(リウ・チュアン)」と同じだった。20年ほど前、チュンの恋人だったチュアンは、ある日突然、姿を消してしまったが、今は柳川で暮らしているという。誰にも理由を告げずに消えた彼女の存在は、兄弟の中で解けない謎になっていた。2人は、柳川でついにチュアンと再会する・・・。
命の終わる時を知った時に訪れたい場所があるー。会いたい人がいるー。


本作は、柳川を舞台に、死や消失を受けて喪失感にとらわれた人々の心の揺れ動きを、寄り添うようにしてフィルムにおさめていく。
『柳川』の日本公開を受け、リュル監督からも「監督として、喜ばしくもあり、緊張もしています。柳川で撮影した映画をついに日本の皆さんに届けられると思うと嬉しい反面、この作品で描いた愛が皆さんに受け入れられるか緊張してもいるのです。皆さんの感想を待つしかないですね。気に入ってもらえることを願っています。」とコメントが到着。
尚、最新作『柳川』の公開を記念して、<福岡三部作>としてチャン・リュル監督の近作『群山』(2018)、『福岡』(2019)も一部劇場にて同時期に公開予定。
10月14日より通販サイト「メイジャー」及び新宿武蔵野館をはじめとする劇場窓口にて、先着特典ポストカードセット付き全国特別共通鑑賞券が販売開始される。


予告映像では、美しも儚げな音楽と共に、夜の帳が下りた静謐な柳川の街が冒頭に映し出される。物語の中心人物である兄弟のドンとチュン、ヒロインのチュアン、そして兄弟が宿泊する宿の家主の男―。4人は、すべからく身近な者の早すぎる死や、突然の消失を経験している。予告編では、そんな4人が、心の奥底にしまいこんだ喪失感を埋め合わせるかのうように、宿や店内で語り合う姿が切り取られ、さまざまな表情をみせる「柳川」という不思議な街に流れる穏やかな時間が映し出されている。
予告編のナレーションをつとめるのは、リュル監督の『福岡』に出演している山本由貴。


【チャン・リュル監督 コメント】
12月に『柳川』が日本公開を迎えます。監督として、喜ばしくもあり、緊張もしています。柳川で撮影した映画をついに日本の皆さんに届けられると思うと嬉しい反面、この作品で描いた愛が皆さんに受け入れられるか緊張してもいるのです。皆さんの感想を待つしかないですね。気に入ってもらえることを願っています。

柳川は美しい水郷であり、映画に登場する美しい中国人女性も柳川といいます。柳川という娘が柳川という街にやって来て、物語と愛が水路のように流れていくのです。



『柳川』
監督・脚本:チャン・リュル
出演:ニー・ニー、チャン・ルーイー、シン・バイチン、池松壮亮、中野良子、新音 ほか
配給:Foggy/イハフィルムズ (2021年|中国|112分)

公式サイト:https://movie.foggycinema.com/yanagawa/

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