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東京滞在中の体験から着想 アレックス・ダッジ日本初個展で新作ペインティング公開

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ニューヨークを拠点とするアーティスト、アレックス・ダッジの日本初となる個展「情報のトラウマ」が、東京・新宿Maki Fine Artsにて開催中。


アレックス・ダッジは、先進的なデジタルツールとクラシカルな技法を融合させ、作品を制作するアーティスト。3Dモデリングを駆使し、設計された立体的イメージを基に、レーザーカットステンシルを用いたり、木版印刷などのテクニックを応用したりして、厚塗りの絵具の層による豊かなテクスチャーの画面を作り出す。ダッジが開発したユニークな制作スタイルは、伝統的な技法への強い関心と考察によるもので、日本の染色技術である「型染め」からもヒントを得ている。


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本展では、ニューヨークタイムズ誌をモチーフとした新作ペインティングを中心に発表。なかでも「情報のトラウマ」シリーズは、ダッジが東京に滞在した際の体験から生まれたという。


2016年、東京滞在中に行われたアメリカ大統領選挙。ニュースメディアを通して伝わるその情報に大きなショックを受けたタッジ。本作は、現代のメディア全体の不確実性を暗示しているようでもあり、膨大な情報が日々消費され、更新される時代におけるメディア・リテラシーの考察という題材が取り入れられている。

展覧会名 アレックス・ダッジ「情報のトラウマ」
会期 2019年3月23日(土) – 5月5日(日)
会場 Maki Fine Arts 〒162-0812 東京都新宿区西五軒町5-1エーワビル1F
Tel:03-5579-2086
営業時間 水曜 – 土曜12:00 – 19:00 / 日曜 12:00 – 17:00
定休日 月・火曜

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