あると落ち着く、ないとなんだか寂しい気がする。”空気のような”と言うにはちょっとビター。そしてそれがたまらなくクセになる。そんなコーヒーはまさに私たちのパートナー。ギャラリーやアートの現場を「コーヒーのある風景」にし、様々なプロジェクトを実施しているユニットL PACKが「コーヒーとしっくりと馴染むベストフレンズ的な存在」をセレクト。
コーヒー×新聞
早朝、家族がまだ眠るベッドからひとり抜け出しやかんに水を汲む。
コーヒー豆をガリガリ挽いてゆっくりとドリップする。
たっぷりとしたマグカップでコーヒーを飲みながら新聞を広げる。
世界では今何が起きているのだろうか。
静かな朝にはコーヒーと新聞がベストフレンド。
コーヒー×仕事
仕事をする時は必ず側にあってほしい。
展示の設営している時なんかは、とびきりおいしいコーヒーじゃなくてもいい。
コンビニで買える1Lの紙パックでも、マクドナルドの100円コーヒーでもいいんだ。
そういうコーヒーを僕たちは「労働珈琲」と呼ぶ。甘い物があれば尚良し。
そういうコーヒーが楽しい思い出として記憶に残っていたりする。
photo①モエレ沼公園で設営前に飲んだコーヒーとシュークリーム
コーヒー×紳士
初めて入る喫茶店のマスターが紳士だとなんだかコーヒーも美味しくなる。
そういう時は早く歳を取りたいとも思ったりする。どんな紳士がいいですか?
でもそれだけはどうやってもすぐにできるものではないから、なんだか嫉妬してしまう。
まぁそんなこと言っても、スタバでかわいい女性に笑顔でコーヒーを手渡される方が嬉しかったりしますよね。
コーヒー×アート
コーヒーとアート。別にコーヒーがアートだとかそういうことではない。
僕たちがやりたいのは「コーヒーを飲む」という行為は、はたして何をどこまで拡張することができるのか。それに純粋に興味があります。普段見向きもされない場所にコーヒーを飲むために人が集まってきたり、コーヒーを飲むために慣例やシステムを変更したり。コーヒーを一緒に飲もうと見ず知らずの人を誘ってみたり。「コーヒーを飲む」ということだけでも、いろいろ世界を変えていくことができるんだということをもっとやっていきたいと思っています。
photo②「見過ごしてきたもの展」せんだいメディアテーク,宮城(2013)
L PACK.
小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。
共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。
2007年より活動スタート。主な活動に廃旅館をまちのシンボルにコンバージョンする「竜宮美術旅館」(横浜/2010-2012)や、室内の公共空間を公園に変えるプロジェクト「L AND PARK」(東京/2011-2012)、みんなのアトリエ兼セカンドハウス「きたもとアトリエハウス」(埼玉/2012-)、ビジターによるビジターのためのスペース「VISITOR CENTER AND STAND CAFE」(名古屋/2013)などを展開。また、各地のプロジェクトやレジデンスプログラム、エキシビションにも参加。
http://www.lpack.jp/
木同山鳥珈琲焙煎所 by L.PACK / MokudoSancho Coffee Roaster
珈琲豆の焙煎、販売。コーヒーメニューの開発などを行う。
http://www.lpack.jp/mokudosanchocoffeeroaster/
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