隠れ家レストラン「shibuya bed」のシェフ・宮田さんとソムリエ・バーテンダー・宮地さんによる食の連載企画「季節のいぶくろ。」。
毎週、旬な食材を使った“簡単”なのに“オシャレ”な料理と、それに合うワインを紹介していただきます。食にまつわる豆知識も満載です。
さて、今回のメニューは…?
「国産いろいろ茸のソテー 燻製チーズの香り」
宮田:今回のテーマは「茸」(きのこ)です。「国産いろいろ茸のソテー 燻製チーズの香り」の作り方をご紹介します。
宮地:ワインは、こちら。「D.O.Cアルト・アディジェ ピノ・ネロ2013」。イタリア最北のワイン産地 アルト・アディジェで生産されたワインです。秋の味覚に、とても合います。
宮田:茸、焼いたチーズ、バルサミコは鉄板の組み合わせです。茸全般に合うレシピですので、さまざまな茸を使って試してみましょう。
国産いろいろ茸のソテー 燻製チーズの香り
~料理のポイント~
・バルサミコは焦げやすいので注意する事。
・茸は強火でさっとソテーする。(弱火にすると、茸から水分がでてしまいます。)
・今回は、イタリアの燻製チーズを使用しましたが、スーパーで売っているモッツァレラやさけるチーズでも代用可能です。
・茸、全般なんでも合います。
・茸、焼いたチーズ、バルサミコは鉄板の組み合わせですね。
~茸の栄養効能~
・秋の茸には、がん予防や、コレステロールの抑制、滋養強壮、貧血防止、などがあります。
今回の料理に合う、オススメのワインをご紹介。
山のワイン
茸の美味しい季節になってまいりました。茸って何でしょうね、豊かな香りになんともいえない滋味と食感。山で採れるものですから当たり前の話なのですが、じんわりと山の味がします。土と湿った空気とおおらかさが茸の味をカタチづくっているように思います。ワインも同じで、海の近くで造られるワインは土地の魚介と抜群に相性が好いですし、山で造られるワインはやはり山を思わせる味わいがあるのです。アルト・アディジェはイタリア最北のワイン産地であり、南チロルと呼ばれるオーストリアの異国情緒をまとった文化圏。アルプスの峰々を背にイタリアのラテン気質とは違う冷涼なワインを産み出しています。秋の味覚に山のワインはいかがでしょうか?
shibuya bed
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2−23−13
電話:03-3476-6120(ご予約承ります)
OPEN:18:00~26:00(土曜・日曜・祝日定休)
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イラスト 米原千賀子/illustration Chikako Yonehara