隠れ家レストラン「shibuya bed」のシェフ・宮田さんとソムリエ・バーテンダー・宮地さんによる食の連載企画「季節のいぶくろ。」。
毎週、旬な食材を使った“簡単”なのに“オシャレ”な料理と、それに合うワインを紹介していただきます。食にまつわる豆知識も満載です。
さて、今回のメニューは…?
「秋鮭のソテー マッシュルームのクリームソース」
宮田:今回のテーマは「秋鮭」です。「秋鮭のソテー マッシュルームのクリームソース」の作り方をご紹介します。秋鮭にマッシュルームのクリームソースという組み合わせは、すごく合います。
宮地:ワインは、こちら。「マルサネ・ロゼ2012」。フランス、ブルゴーニュ地方で生産されたワインです。軽やかで上品でとてもオススメです。
宮田:秋鮭は今が旬。手に入りやすく、価格もお手頃。さらにいろいろな料理に使いやすいので、とてもコストパフォーマンス良いですね。
秋鮭のソテー マッシュルームのクリームソース
~料理のポイント~
・時間に余裕があれば、マッシュルームはゆっくりソテーした方が、旨みが出ます。
・基本的に魚は、調理する、20分前に下塩をしておくと、味がなじんで美味しくなります。
・生クリームを入れてから、火にかけ過ぎると、分離するので、気を付けましょう。
~秋鮭の栄養価~
・秋鮭には高血圧予防、ボケ防止、動脈硬化予防、眼精疲労予防、老化予防、がん予防などがあります。
今回の料理に合う、オススメのワインをご紹介。
満月の夜に飲むワイン
「満月の夜にロゼを飲むと、恋がかなう」
2年ほど前のAEONのテレビCMのコピーですが、結構気に入っている響きで、何度かyoutubeで視聴してしまったりしています。その度に日本でももっとロゼが親しまれれば好いのにと思います。過去にも大手流通がロゼを普及させようと広告やキャンペーンを展開してきましたが、甘ったるいイメージが払拭できないのか、なかなか普及していきません。
マルサネはブルゴーニュ、コート・ド・ニュイの最北、この産地では唯一赤、白、ロゼの生産が認められている地域で、ピノ・ノワールから造られるロゼはスッキリとした酸の心地よさと果皮由来の赤い果実を思わせるチャーミングな味わいが特徴的です。ブルゴーニュというと比較的高価なワインが多いなか、マルサネ・ロゼの他にブルゴーニュ・ロゼとラベルに表記されているものは軽やかで上品、価格もお手頃なものが大半で、魚介から肉料理まで幅広く楽しませてくれます。
前述のAEONのCMは「信じないより信じた方がちょっと美味しい」と結ばれています。この秋、ブルゴーニュ・ロゼはいかがでしょうか?
shibuya bed
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イラスト 米原千賀子/illustration Chikako Yonehara