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季節のいぶくろ。 第19回「秋刀魚のソテー 九条葱の焦しバターソース」

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隠れ家レストラン「shibuya bed」のシェフ・宮田さんとソムリエ・バーテンダー・宮地さんによる食の連載企画「季節のいぶくろ。」。
毎週、旬な食材を使った“簡単”なのに“オシャレ”な料理と、それに合うワインを紹介していただきます。食にまつわる豆知識も満載です。
さて、今回のメニューは…?

「秋刀魚のソテー 九条葱の焦しバターソース」

 

宮田さん

宮田:今回のテーマは「秋刀魚」です。「秋刀魚のソテー 九条葱の焦しバターソース」の作り方をご紹介します。

宮地さん



宮地:ワインは、こちら。「アイダニ2012」。ギリシャのサントリーニ島の海に囲まれた環境で育まれたワインです。

宮田さん

 

宮田:焦したバターとねぎの香りが、秋刀魚との相性抜群です。魚の中でもトップクラスの栄養が詰まっている秋刀魚。この今回のレシピとワインで、栄養を美味しく摂りましょう。

 

秋刀魚のソテー 九条葱の焦しバターソース

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作ってみましょう!!
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~料理ポイント~
・秋刀魚は臭みが出るのが早いので、購入したら、早めに食べましょう。
・秋刀魚は強火で皮をカリっと焼くのが美味しさのポイントです。
・今回は九条ねぎを使用したのですが、スーパーの万能ねぎや小口ねぎ、長ねぎでも大丈夫です。
・秋刀魚は卸してある物がスーパーに売っています。



~秋刀魚の栄養価~
・秋刀魚は高血圧予防、ボケ防止、動脈硬化予防、貧血防止、老化予防、ガン予防などがあります。
魚の中ではトップクラスの栄養が詰まっているということですね。    

 

 

今回の料理に合う、オススメのワインをご紹介。

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島のワイン
現在世界中の葡萄は害虫を防ぐために、病害に耐性のある台木に接ぎ木をしているものがほとんどです。19世紀から20世紀にかけて流行したフィロキセラ禍が有名ですが、接ぎ木をしなければ生き残れなかった歴史的背景がその理由です。そのなか、一部の造り手や害虫が繁殖しにくい砂質土壌の葡萄畑では今でも接ぎ木をしていない自根の葡萄からワインが造られています。ギリシャのサントリーニ島では、海に囲まれた環境と、その火山灰性の地質から今も自根の葡萄樹が多く残っており、そのワインはどこか優しさと滋味、自然な風合いを感じさせてくれます。これは他の野菜や果物にもいえる事で、接ぎ木をしていない野菜は良くも悪くもキュウリであればキュウリの、トマトであればトマト本来の味わいを持っているのです。昔の野菜は苦みや青さなど、ひとつひとつの味がより濃厚だったように思いませんか?僕は葡萄や野菜が元来持っていた味わいに気づいて、食べる事や飲む事がもっと楽しくなりました。



shibuya bed
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2−23−13
電話:03-3476-6120(ご予約承ります)
OPEN:18:00~26:00(土曜・日曜・祝日定休)
shibuyabed ホームページ
イラスト 米原千賀子/illustration Chikako Yonehara

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