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田辺晋太郎「本当にあった旨い店」第五回 目黒 鳥しき

言わずと知れた焼き鳥の名店 「鳥しき」

gaikan

でもそれでもなお語りたい、語っておきたいことがあるのが名店

「また 行きたいなぁ」


そんな言葉が、ついつい ため息のように口からポロッと出てしまう


たとえ一度しか行ったことがなくても、まるで故郷のように、気の合う幼なじみのように帰りたくなってしまう居心地の良さをもつ店 「鳥しき」

naikantogosyujin
店主 池川さんの心配り、スタッフの方のおもてなし、そしてもちろん焼鳥の味、焼き、クオリティ、その全てに品がある


kushimono
見た目も味も ただただ「綺麗」


でもそこにあるのは温かさだ、気配りという名の温かさがすべての味を形成している


ここに至るまで一体どれだけの努力を重ねてきたのか、でも一切その泥臭さを感じさせない、それが品を作り出す



例えばこの玉ねぎ

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どれだけゆっくり じっくり 火を通すのだろうか

火入れはむしろ肉より気を使う そう言いたげなまでに完璧な火の通し

雑に焼いてしまえば雑な味になる
だから 愚直なまでに、まっすぐに食材に向き合う、火を入れる


そしてこの店の空気感をすべて詰め込んだお弁当
bento
上品で、それでいてちゃんと記憶に残る味がいただけるオミヤ
渡した相手がきっと幸せな気持ちになるんだろうなと思うと思わずこちらも幸せになる
お弁当にはそんな力がある


まさに「焼き鳥の品格」が窺える店
鳥しき


こちらもまた、本当にあった旨い店

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