—そのように音楽が好きで、アートも昔から身近にあったんですよね。映画でいうと、スパイク・ジョーンズがあなたのためにムービーを作ったエピソードが有名ですが、きっかけは何だったんですか?
オランピア「彼は友達の友達で、私の作品を気に入ってくれていたんです。彼が私のブッククラッチを欲しいというので、じゃあ代わりにブッククラッチの映画を作って欲しいとお願いしたら、ムービーができました」
—良いですね! 旅もインスピレーションになるのですか?
オランピア「オーストリアでは多くのインスピレーションを受けました。SCHNITZEL WITH NOODLESの前に訪れたんです。新しいコレクションの前にはよく旅行に行きますね。新しい場所に行くとインスピレーションを受けることができますから」
—あなたはいつも色んなところへ行っていますが、いつデザインしているんですか?
オランピア「スケッチブックをいつも持ち歩いて、思いついたことは描いています。どこでもアイディアを書けるので。でも、そんなに旅に出ているわけではないんですよ。多くの時間はパリで過ごしているし。そしてパリで一番好きな場所は自分の家ですよ(笑)」
文 桑原亮子/text Ryoko Kuwahara