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OLYMPIA LE-TANインタビュー

 

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ブランドのアイコンでもある、本をモチーフにしたブッククラッチに象徴されるように、様々なカルチャーを融合させた、ユーモア溢れる抜群のセンスと繊細な手作業による作品で、多くのセレブリティを虜にしている「OLYMPIA LE-TAN」。日本でもファッションカンパニーJUN とともに「Ex-Libris by Olympia Le-Tan」を展開するなど、勢力的に活動の幅を広げている。著名なイラストレーターであるピエール・ル・タンを父に持ち、スパイク・ジョーンズらとの交流でも知られる生粋のカルチャー・ガール、オランピア・ル・タンに話を聞いた。

 

 

—春にあなたのイベントにお伺いしたのですがすごく楽しかったです。ああいう風に立体的に色んなアートやファッションが混在しているのは、自分のやりたいことにも近いのでとても共感しました。コレクションを見ていても、Ex-Libris by Olympia Le-Tanを見ていても非常にカルチャーに造詣が深いという風に思うのですが、色んな道があった中で特にファッションを選んだのはなぜですか?

オランピア「私は最初はCHANELやBALMAINで働いていました。その後、小さいチームで会社を始めたのですが、全てのものを作るには予算も労力も必要でした。そこで、何か自分を率直に表現できるものを1つ作ろうとして、出来たのがバッグでした」

—おばあさまも刺繍をやっていたとか。あなたも小さいときから刺繍をしていたんですか?

オランピア「はい、彼女がやり方を教えてくれました。小さい頃は、刺繍は祖母と、絵を描くことは祖父としていました。週末に祖父母の家に行っては何かを作っていました」

—本の形のバッグが有名ですが、小さな頃から本も親しんでいた?

オランピア「そうです。私の父は本のコレクターで、家にはいつもたくさんの本があったんです。家を出てからは自分の本のコレクションを持つようになりました。本を集めることは好きですね。アダルトブックも、フォトブックも、40、50年代のアメリカンノベルも持っています。表紙がとても素敵なんです」

—アメリカンノベルのカバーデザインはあなたの服にも影響を及ぼしているように思います。

オランピア「ブッククラッチに関しては影響を受けていますが、服の方ではそうでもありません。服は40、50年代のピンナップガールやベティ・ペイジ、ジョン・ウィリーのイラストなどから影響を受けています。私自身がカーヴィーガールという事もあって、胸やお尻など体の曲線をみせるような服が好きなんです。小さい頃から、ベティ・ブープも好きでした」

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