メゾン ヴァレンティノは、2022年10月2日(日)パリにて、2023年春夏コレクション「UNBOXING VALENTINO – アンボクシング ヴァレンティノ」を発表した。
箱を開けたその中にある、人種や性別などの違いを超えた個人に焦点を当てる。そんなインクルーシブな考えからつくられたコレクション。箱からイメージを取り出すことは、箱からアイデアを取り出すこと。構造を取り除くと、中にあるものが見えてくる。
ファーストルックで登場したのは、ヴァレンティノのアイコンであるVロゴを用いた新たなパターン「TOIE ICONOGRAPHE – トワル イコノグラフ」。Vロゴは、明確な魅力を放つアイデンティティを表現する。
アイコニックなキャンバスに描かれるこの新しいシグネチャーモチーフはステートメントであり、ウェアと小物どちらにも用いられている。この全体を覆いつくすパターンはトータルルックで登場し、バッグ等の小物にも使用されている。
サイズ調整が可能なボディスーツやジャージー素材を使用した「UNsizeME – アンサイズ ミー」。
なめらかな素材が肌の色と調和し、まるで素肌かのような視覚的効果を生み出す。ライクラやニットなど、ニュートラルカラーのさまざまな素材が個性を引き立て、フォルムを解放し、自由な着こなしを可能にする。
ヴァレンティノのクチュールメゾンとしてのコードはフォーマルウェアに落とし込まれ、コートやパンツ、タキシード、オーバーサイズジャケット、アウターウェアの構造に組み込まれている。刺繍、フェザー、ロマンティックなファブリックの組み合わせが都会的なアティテュードで表現され、現代的でスタイリッシュなテーラリングに昇華されている。クラシックなスーツの伝統はヴァレンティノのクチュールのコンセプトであるボリュームやミニマリズム、ピュアなフォルムによって再解釈され、インクルーシブなプロセスを経て新たな方法で表現されている。
プリーツやボリュームのあるジャケット、ルーシュをあしらったブラウス、カフタンシャツドレスなど、過去のコレクションに登場したヴァレンティノのシグネチャーアイテムの数々。これらのアイテムは構造と素材が新たに見直され、ヴァレンティノのサインとしてコレクション全体に登場。フェザー、ルーシュ、スパンコールなどの刺繍を施したルックには、クラフトマンシップが存分に生かされている。アクセサリーはさまざまなテクスチャーでデザインされ、ロコバッグやプレシャスなパンプスに新たなバリエーションを加えている。
#UnboxingValentino