クレージュ (Courrèges) は パリファッションウィークにて、ニコラス・デ・フェリーチェによる 2022FW ウィメンズ メインコレクションを発表。
Principle of our geometry.
そもそもの始まりは1973年の衝突。クレージュは不条理な出会いを演出した。色とりどりのシルエットが廃品置き場を散歩し、少女たちは微笑んでいる。それはまるで、ゲームをしているかのよう。暴力を背景にした無邪気さ。フランソワ・プルミエ通りの白いサロンというよりは、ニコラス・デ・フェリーチェの出身地、シャルルロワのような黒い舞台。
不穏なコントラストを得意とするアーティスティック・ディレクターのビジョンのメタファーとしての墜落。はじまりの衝撃は、くしゃくしゃになった銀色の缶という本質に還元されます。床で引き裂かれ、無限に増殖したそれは、クレージュの正方形を形作る。
オーベルヴィリエで行ったホワイトボックスのプレゼンテーションから1年後、パリの路地に黒い秘密の箱が姿を現した。入り口はしなやかで、感覚的。低音が押し出され露出するトンネル。影と光が対話し、始まりの明瞭さの後に、解放された思考を表現している。
ヘリテージコートの背中には金属板を吹き付けたような四角形、折り畳んだTシャツには三角形、ドレスの首やブラトップには三角形、コートやトップス、ドレスの背中には円形と、幾何学模様が鮮明に描かれている。これまでと同様、典型的なクレージュの幾何学的な形を挿入。 ツバメのディテール、チューブ状の襟、そして今回初めて登場した、角が丸くなり4つの正方形を組み合わせたダイヤモンド。シリーズで見ると、原始的な形が増殖し、新しいクレージュに吸収されるように控えめになっている。より攻撃的に、より示唆的に。靴は声明を発表。豊満で伸びたヒール、シャープなつま先。
光と影、原型と征服、無邪気さと激しさなど、相反するものの間にのみ存在するコレクションを発表した。
*ショーの缶はリサイクル可能。季節に合わせたコンプレッサーや装飾品として使用される。
Courrèges | クレージュ
https://www.courreges.com/
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