ファンタジーなおとぎ話の世界を取り上げたディオール2021-2022秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルが公開された。数々のシンボルが織りなすこの幻想的な世界は、新たな創造性を絶え間なく発揮することで既成概念に疑問を投げかけ、想像力の限界に挑む。マリア・グラツィア・キウリがディオールのためにデザインしたルックは、過去の記憶と未来を組み合わせて生まれる変化を掛け合わせることで、自己肯定へと誘う。フォトグラファーのエリザベータ・ポロディナのレンズによって捉えられたモデルたちは神秘に包まれたシルエットの現代性を体現。一方で、「バー」ジャケットや「レディ ディオール」「ディオール ブックトート」といったメゾンのアイコンには美を表現する独特の対話を通して新たな解釈が加えられた。どこか抽象的な雰囲気を感じさせる、この一連のショットは、再解釈された「カナージュ」モチーフやレオパード プリント、あるいは60年代の雰囲気をたたえる魅力的なスカーフなど、ディオールの象徴とコードを際立たせている。2020秋冬 コレクションのカラーパレットを彩るのは、レッド、ブルー、グレーというムッシュ ディオールが好んだ色合い。一方でイブニングドレスにはチュールが幾重にも重ねられるなど、デザインの変容により、他には見られない現代のフェミニニティがかつてなく自由な形で姿を現す。これらのコレクションは、ハウス オブ ディオール ギンザ、表参道店、心斎橋店、伊勢丹新宿店、公式オンラインブティックにて、7月22日(木)より先行ローンチし、29日(木)より全国のディオールブティックで展開される。
© Elizaveta Porodina
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