FACETASMは、「FACETASM +new documents FALL / WINTER 2021 MEN’S AND WOMEN’S COLLECTION」をロンドンを拠点にするオンライン・ライフスタイルマガジンの「somewhere magazine」にて、2月8日(月)日本時間20時に発表。
以下、落合宏理のコメント。
今回、僕らはパリメンズファッションウィークでの発表を取りやめsomewhere magazineでのコレクション発表という選択をしました。
1月7日、僕らが毎日生活を営み、活動の拠点としている東京に緊急事態宣言が発令されました。パリでの発表へ向け数日後に撮影を控えていましたが、その緊急事態宣言によってロケ地が閉鎖されてしまうかもしれないといった物理的にも先が見えない状況となりました。また、このコロナ禍で日々多くの患者が出ていること、医療機関が逼迫しているということを思うと スタッフやまたその家族、自分たち自身をも危険にさらし、スケジュールに固執し強行することに疑問を感じました。
なぜ、僕らが服を造り続け、それを発信し続けたいのか。いま一度振り返り、考える機会となりました。決して誰かを悲しませたいわけじゃない。誰かを苦しめたいわけではない。願うのは、誰かのほんの一瞬の喜びに触れ、誰かの明日へ共に寄り添うということ。
ゆっくりと流れる時計で考える時間が必要だった僕らには1月19日18時に予定していたパリでの発表までの時間は少なすぎました。パリファッションウィークでの発表を中止するという決断は非常に難しいものでしたが、新しい挑戦として発表の場を模索していたところに、僕らが日頃から刺激をもらい心揺り動かされるプラットフォームであるsomewhere magazineからの快諾があり、2月8日 日本時間20:00 僕らはコレクションを発表させていただきます。
このような状況の中、必死に仕上げてくださった縫製工場の皆さまをはじめ、御協力いただいた関係者の皆さま、撮影チーム、出演者の皆さま、 スタッフ、家族、友人たちそして、発表の場を提供してくださったsomewhere magazine に 心より感謝申し上げます。
somewhere magazine
「新しくはじまる毎日の中で 僕が知らないひとびと 知っているひとびと 愛するひとびと それぞれに暮らしがあり 瞬間があり 交差する
たとえば愛するひとのことだって僕の知らないあの子がきっといる これからさきも出逢わないであろう人生だってどこかにずっとある 自分自身でさえまったく知らない僕がどこかにいるのもあたりまえ
同じようにみえる日々でも確かに違う 僕らの道程は なぜ どうして 少し不思議の繰り返し 2度とこない一瞬を切り取り 自覚し 置き換え そして整える いつだって誰だってたくさんの疑問を抱え葛藤しながらも 自らのなぜに寄り添いながら 進んだり 揺らめいたり 飽きたり
それでもきっと変わらないものもあっていい」
Daisaku (BRAVO models)
AOI (Tomorrow is Another Day eunsang (Tomorrow is Another Day) AKO (TOMORROW TOKYO)
Casting: TAKA ARAKWAWA (BABYLON+ALTER) Styling: FACETASM
Hair:ABE (M0 Management Office) AYA (HITOME)KAZUYA
Makeup:KOTOMi (HITOME) tomo imai
Photographer: Yuki Hori
Producer:Shinji Torigoe Ryuta Nagano (SANA Inc.) Nagomi Nagahori Hiroki Tashiro
Maki Shoji (SANA Inc.)
Production: CNG Inc./ SANA Inc.
Japan Press: WAG, Inc. International Press: RADICAL PR