5月1日から、文芸ニュースサイト「TREE」(運営:株式会社講談社)にて、著名作家による無料連載がはじまる。
2020年4月1日以降の日本を舞台に、1人の著者が1日ずつ、小説もしくはエッセイを執筆する。
連載は辻村深月さんからスタート。「2020年4月1日」を舞台にした小説だ。
翌日5月2日は「2020年4月2日」を舞台にした作品が、5月3日以降も「2020年4月3日」以降を舞台にした作品が毎日掲載される。
各作品の文字数は1000文字程度で、2〜3分でお読みいただける。お手持ちのスマートフォンやタブレット、PCからアクセスが可能。掲載作品は英語、中国語版でも公開される。
■Day to Day(予告ページ)
https://tree-novel.com/info/daytoday.html
■執筆予定著者
相沢沙呼、青柳碧人、朝井まかて、あさのあつこ、赤川次郎、秋川滝美、秋吉理香子、朱野帰子、朝倉かすみ、浅田次郎、麻見和史、芦沢央、我孫子武丸、有川ひろ、有栖川有栖、彩瀬まる、井上真偽、大崎梢、恩田陸、海堂尊、垣根涼介、神林長平、黒澤いづみ、ごとうしのぶ、近藤史恵、今野敏、佐藤青南、志駕晃、重松清、周木律、春原いずみ、瀬名秀明、高岡ミズミ、竹本健治、田中芳樹、月村了衛、辻真先、辻村深月、砥上裕將、長岡弘樹、中山七里、凪良ゆう、西尾維新、西村京太郎、似鳥鶏、貫井徳郎、法月綸太郎、早坂吝、伴名練、東川篤哉、蛭田亜紗子、深水黎一郎、椹野道流、真梨幸子、麻耶雄嵩、湊かなえ、皆川博子、森博嗣、薬丸岳、横関大、吉川トリコ、輪渡颯介(4月29日現在/五十音順・敬称略)
■英語翻訳担当・株式会社トランネット コメント
15年以上にわたり日本の優れた文芸作品を海外に紹介して参りましたところ、この度の緊急連載「Day to Day」英訳のお話をいただき、その趣旨に感銘を受けました。小社の経験を活かし、微力ながらお役に立てれば幸いです。
■中国語翻訳者・岳遠坤氏コメント
これほど有意義な企画はないと思って、喜んでお受けした。
フィクションは”嘘”だ。しかし、時に物語の”嘘”を通して、真実が伝わることもある。
フィクション(小説)・ノンフィクション(随筆)の両面を持つこの企画は、緊急事態に置かれる日本人作家の日々の思いそのものだ。
同じく思わぬ災難に直面する世界に、中国に、その思いを伝える一助となれば嬉しい。
■編集部より
「緊急事態宣言」が発令されて以降、作家と出版社にできることは何か、数年経っても、この時のことを忘れずに前に進める企画はないかと考え、「2020年4月1日以降の日本を舞台に、作家に1日ずつ掌編を書いていただく」という企画を立てました。
テレビをつけてもSNSを見ても、コロナの最新情報がまず飛び込むいま、小説家の力で、読むことで、少しでもみなさんの心を明るくできますように。読書を愛するすべての方に、今日からはじまる物語を楽しんでいただけますようにーー。
■文芸ニュースサイト「TREE」とは
あなたの好きな物語に出会える文芸コンテンツサービス。
「本」は「木」から生み出される。明日の「本」はここから始まる、そんな本への熱い想いの詰まった講談社の情報サービスである。
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