フィジカルには距離を置かねばならない現状に際し、アイデアや情報のシェアでポジティヴに自宅での時間に向き合うための「Self Isolation」特集。アーティスト/クリエイターによる現状への向き合い方やオンラインで楽しめる情報などを随時アップデートしていく。外での時間を過ごすかわりに自宅でアートに浸る有意義な時間を持つことで、心に栄養を。オンラインで楽しめる世界中の美術館やギャラリーなどをご紹介。
●パリ、フランス
・Musée du Louvre(ルーブル美術館)
パリの中心であるセーヌ川右岸に位置し、古代文明から1850年までの作品を中心に取り揃えているフランス革命後にオープンした世界最大の広さを誇るフランスの国立美術館。フランス、イタリア、北ヨーロッパのアート作品以外に、エジプト、ギリシア、ローマなどの古代文明の遺品も展示している。レオナルド・ダ・ヴィンチの1503年の作品『Mona Lisa(モナ・リサ)』、ウジェーヌ・ドラクロワの1830年の作品『7月28日-民衆を導く自由の女神』などの絵画を皮切りに、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術を代表する『カラカラ帝』や『メリティネ』の肖像などの作品をオンラインで公開している。
HP(https://www.louvre.fr/jp)
こちらから閲覧可能。(https://www.louvre.fr/jp/departements)
・Musée d’Orsay(オルセー美術館)
1848年以降から第一次世界大戦が始まった1914年までのパリが世界の文化やアートの中心だった頃の作品を取り揃えている美術館。数々の作品は印象派、ポスト印象派、近代アートの基となり、現代アートに大きな影響を与えている。印象派を代表するPierre-Auguste Renoir(ルノワール)の『Dance at Le Moulin de la Galette(ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会)』を筆頭に、Claude Monet(モネ)の『Blue Water Lilies』、Edouard Manet(マネ)の『Luncheon on the Grass(草上の昼食)』などの作品をオンラインで公開している。
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/musee-dorsay-paris)
・Centre Pompidou(ポンピドゥー・センター)
現代アートの擁護者だったジョルジュ・ ポンピドゥ元大統領発案の現代芸術センター。館内には国立近代美術館をはじめ、 図書館、音響音楽研究所などが入っている。現在、同館はオンラインコンテンツを公式サイトで公開中。コンテンツとしては、ポップ・アートについて学ぶ「MOOC Pop Art」や同館に所蔵する映像作品を週替りで公開する「Le cinéma du Musée」(ミュージアム・シネマ)プログラムなどが挙げられる。
HP(https://www.centrepompidou.fr/en)
●アムステルダム、オランダ
・Van Gogh Museum(ゴッホ美術館)
ゴッホの油絵が約200点、書簡や素描も含む約1,450点程が展示されており、世界最大規模のゴッホコレクションを誇り、それ以外に様々な19世紀のアートを展示するエキスビションも開催する美術館。ゴッホの1888年の『Vincent van Gogh painting sunflowers』や『Gaugin’s chair』、1890年の『Wheatfield with crows』などをオンラインで見ることが可能。
HP(https://www.vangoghmuseum.nl/ja/visitor-information-japanese)
「Google Arts & Culture」にて閲覧可能。(https://artsandculture.google.com/partner/van-gogh-museum)
●オーストラリア
・National Gallery of Victoria
オーストラリア最古の美術館、ビクトリア国立美術館では7万5000点以上のコレクションをはじめ、バーチャルツアー、電子書籍、子供向けプログラムなどをオンラインで公開中。昨年より同館で開催されてきた展覧会「KAWS:Companionship in the Age of Loneliness」をバーチャルツアーの形式で鑑賞することができる。
HP(https://www.ngv.vic.gov.au)
また、KAWSは自身のinstagramでチャリティーセールを開催している。毎回のセールで25枚の小型プリント作品が出品され、収益分はニューヨークの慈善団体に寄付される。こちらもぜひチェックを!
KAWSのinstagram(https://www.instagram.com/kaws/?hl=ja)
●フィレンツェ、イタリア
・Uffizi Gallery(ウフィツィ美術館)
ルネサンス期を象徴するミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ボッティチェッリ、
ラファエロなどの画家による様々な作品2500点を収蔵しているイタリアの国立美術館。Filippo Lippi(フィリッポ・リッピ)の『Madonna and Child with two Angels』、ボッティチェッリの『The birth of Venus』やミケランジェロの『Medusa』などをオンラインで公開している。
HP(https://www.uffizi.it/en)
「Google Arts & Culture」にて閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/uffizi-gallery?hl=en)
●ロンドン、イギリス
・Tate Britain(テートブリテン)
16世紀から現在までのイギリスアートに特化したロンドンの人気美術館。1897年に設立されたTate美術館は、2000年に2つの美術館に分離し、現在のTate Britain とTate Modernに。 テューダー朝のヘンリ8世やエリザベスが活躍した16世紀以降から500年にもわたるイギリスアートを取り揃えており、17世紀前半のAnthony van Dyck(アンソニー・ヴァン・ダイク)や18世紀のSir Joshua Reynolds(ジョシュア・レノルズ)による肖像画、19世紀のJoseph Mallord William Turne(ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー)による風景画、20世紀のFrancis Bacon(フランシス・ベーコン)などの著名なアーティストの作品コレクションを展示。オンラインではそれらの作品を公開している。
HP (https://www.tate.org.uk/visit/tate-britain)
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。(https://artsandculture.google.com/partner/tate-britain)
・The National Gallery(ナショナル・ギャラリー)
ロンドンの2大ミュージアムの1つである『The National Gallery(ナショナル・ギャラリー)』はゴッホ、ダ・ヴィンチ、モネやセザンヌなど2,300点を超えるヨーロッパ絵画を収蔵している。ルネサンス期のドイツ画家Hans Holbein(ハンス・ホルバン)の『The Ambassadors』、キュビスムをはじめとする20世紀の美術に多大な影響を与えた
Paul Cézanne(ポール・セザンヌ)の『Bathers (Les Grandes Baigneuses)』などの作品がオンラインで公開されている。
HP(https://www.nationalgallery.org.uk)
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/moma-the-museum-of-modern-art)
●ロサンゼルス、アメリカ合衆国
・J.Paul Getty Museum(J・ポール・ゲティ美術館)
中世ヨーロッパからポスト印象派までの作品、ラテンアメリカをテーマとした展示など中心に扱っている美術館。中世時代に人々が抱えていた死や来世への恐怖にスポットライトを当てた作品を取り揃えた2012年の『Heaven, Hell, and Dying Well: Images of Death in the Middle Ages』エキスビションやBernardo Daddi(ベルナルド・ダッティ)の『The Virgin Mary with Saints Thomas Aquinas and Paul』をオンラインで見ることが可能。
HP(https://www.getty.edu/museum/)
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/the-j-paul-getty-museum)
・The Broad(ザ・ブロード)
金融と建設事業で大きな成功を収めた富豪イーライ・ブロードとその妻エディスにより設立された私設美術館。ロサンゼルスのサウンドアーティストやミュージシャンによる音楽を同館の代表的な作品のひとつである、草間彌生の鏡の部屋《Infinity Mirrored Room-The Souls of Millions of Light Years Away》と組み合わせるプロジェクト「Infinite Drone」をオンラインで公開。ドローン(単音で変化がない長い音)やエレクトロニック、アンビエント、ポップなどのセレクションで、光と音の没入的な体験を提供する。さらに、コレクションの作品に対して地元の詩人が詩を書くという「Interplay:Poetry and Art」プロジェクトも公開中。
HP(https://www.thebroad.org)
●ニューヨーク、アメリカ合衆国
【美術館】
・The Metropolitan Museum of Art (メトロポリタン美術館)
メトロポリタン美術館は、フェルメール、ゴッホ、モネ、ピカソ、ルノワール、ミケランジェロなどの絵画以外に、歴史的な遺物の多岐にわたるコレクションを取り揃えている1870年に設立した世界3大美術館の一つ。フェルメールの5作品『A Maid Asleep(眠る女)』『Study of a Young Woman(少女)』『Young Woman with a Water Pitcher(水差しを持つ女)』『Woman with a Lute(リュートを調弦する女)』『Allegory of the Catholic Faith(信仰の寓意)』以外に、『川久保玲/コム・デ・ギャルソン:間のアート』や『ココ・シャネル:モダニズム』などのエキスビションもオンラインで見ることが可能。
HP(https://www.metmuseum.org)
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/the-metropolitan-museum-of-art)
・Solomon R. Guggenheim Museum(グッゲンハイム美術館)
キュビスムやシューレアリスムなど抽象的な作品を中心とした近代アートのコレクターとして知られるSolomon R. Guggenheim(ソロモンRグッゲンハイム)が1939年に、『the Museum of Non-Objective Painting』の名称で美術館をオープンしたのが始まり。1943年にフランク・ロイド・ライトに設計を依頼し、1949年に『Solomon R. Guggenheim Museum(グッゲンハイム美術館)』と改名。印象派・ポスト印象派の著名アーティストの作品を取り揃えている美術館。ポーランドの彫刻家Paweł Althamerの『Cristina and Marcin』をはじめとする18の作品、Catherine Opie(キャサリン・オーピエ)の『Self-Portrait/Pervert』や『Self-Portrait/Nursing』などをオンラインで見ることができる。
HP(https://www.guggenheim.org)
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/solomon-r-guggenheim-museum)
・MoMa The Museum of Modern Art(ニューヨーク近代美術館)
19世紀後半の印象派から20世紀中盤のヨーロッパとアメリカの近代アートの作品を中心に取り扱うJohn D. Rockfeller Jr.の妻Abby Aldrich Rockfellerによって1929年に創設された美術館。2019年10月に、「Diller+Scofido」によって、増改築され、リニューアルオープンしたばかりのMoMaは、1880年代以降から3つの時代に分け、作品の展示が行われている。Vincent van Gogh(ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ)の『The Starry Night(星月夜)』をはじめとする、Henri Rousseau(アンリ・ルソー)の『The Sleeping Gypsy(眠るジプシー)』、Georges-Pierre Seurat(スーラ)の『Evening, Honfleur(夕暮れのオンフルール)』など様々な作品が公開されている。
HP(https://www.moma.org)
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/moma-the-museum-of-modern-art)
【ギャラリー】
・David Zwirner Gallery
サイトでは、ギャラリー内の展示作品キャプションと共にを閲覧することができる。現在開催されているのは、60年代のカウンターカルチャーに影響を受けたアーティスト、ジェームス・ウェリングによるサイケデリックな写真展『James Welling:Pathological Color』。
HP(https://www.davidzwirner.com)
・New Museum of Contemporary Art
サイトでは、ウェブ用に制作されたデジタルアートを特集している。現在は、鑑賞者を「ビデオゲームの歴史の中の象徴的な女性キャラクターが住む迷宮の世界」に誘うようなブラウザゲーム、またゲームオブスローンズの夜の王を主役に据えた、資本主義の悪についての公共広告が公開中。
HP(https://www.newmuseum.org)
・”How Can We Think of Art at a Time Like This?”
作家であるバーバラ・ポラックと、キュレーターであり作家、またアーティストエージェントでもあるアン・ヴァーハレンがキュレーションした「How Can We Think of Art at a Time Like This?」を公開中。彼らは、自らを「壁のない展覧会」また「危機の時代における自由な表現のためのプラットフォーム」と称している。同展の複数のアーティストによる作品では、はっきりとコロナウイルスを取り上げたものではないが、パンデミックが引き起こしている文化的変化について刺激的な社会批評を提示している。
HP(https://artatatimelikethis.com)
・Pace Gallery
公式サイトでは、ベテランのカラーフィールドペインターであり、叙情的な抽象主義者であるサム・ギリアムの水彩画を含む展示を開催。美術館クオリティーの体験をオンラインで提供している。
HP(https://www.pacegallery.com)
・GAGOSIAN Gallery
世界中に18カ所のスペースを持つギャラリーの特徴を生かして、オンラインビューイングルームから、その全てのスペースにバーチャル訪問できる。現在はニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、パリ、ローマの展示が閲覧可能。
HP(https://gagosian.com)
・Artsy
アートニュースやオークションのウェブサイトのArtsyがキューレーションされたオンラインビューイングルームを公開中。現在、国際女性デーを強化する月間に向けて敬意を表し、著名な女性アーティストたちによって選ばれた女性アーティストの展示をシリーズで行っている。
HP(https://www.artsy.net)
●香港
・Art Basel(アート・バーゼル)
世界各国から241のギャラリーが参加するアジア最大のアートフェア「アート・バーゼル香港2020」が新型コロナウィルス感染症の拡大を懸念し、開催中止となった。だが、3月20日から25日(現地時間)までの間、オンライン・ビューイング・ルームをローンチすることを発表した。今年出展予定だったギャラリーのオンラインでの展示と販売を行う。『Art Basel』の公式オンラインサイトで公開される。
HP(https://www.artbasel.com)
●日本
・国立西洋美術館
同館のアイコンであるクロード・モネ「睡蓮」やオーギュスト・ロダン「地獄の門」などの作品に関する学芸員の解説動画をYouTubeにて公開中。
(https://www.youtube.com/channel/UCFtBgJ1ArMLvcpQeT2vNupQ)
・東京国立博物館
開催予定だった特集展示「おひなさまと日本の人形」「朝鮮王朝の宮廷文化」「国宝 十六羅漢像(第二尊者・第十四尊者)」の様子をYouTubeで公開中。各動画では、展示作品と共に担当研究員の詳しい解説をオンラインで楽しむことができる。
(http://www.youtube.com/TokyoNationalMuseum)
・東京都写真美術館
3月3日から開催予定だった「日本初期写真史 関東編」と「写真とファッション」の2つの展覧会をYouTubeで公開中。幕末明治期における関東地方の写真文化をひもとく「日本初期写真史 関東編」では、学芸員による解説も併せて楽しめる。
(https://www.youtube.com/channel/UCpU5Bu05yquLTbBCdZ3pdmg)
・DIC川村記念美術館(Kawamura Memorial DIC Museum of Art)
千葉県佐倉市にある20世紀美術を中心とした多彩なコレクションを取り揃える美術館。17世紀オランダを代表する画家レンブランド・ファン・レインの『Portrait of a Man in a Broad-Brimmed Hat(広つば帽を被った男)』や印象派クロード・モネの『Waterlilies(睡蓮)』など1000を超える作品を展示している。オンラインでは、それらの作品以外に、ピエール=オーギュスト・ルノワールの『Bather(水浴する女)』などがオンラインで公開されている。
HP(https://kawamura-museum.dic.co.jp)
「Google Arts & Culture」にて、閲覧可能。
(https://artsandculture.google.com/partner/kawamura-memorial-dic-museum-of-art)
・美術手帖
美術手帖のサイトでは、「Museum from Home」と題して新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会などの展示風景を紹介している。現在、東京都現代美術館、太田記念美術館などが紹介されている。
HP(https://bijutsutecho.com/search/tag/magazine?q=8833)
【ギャラリー】
・CADAN : Online Support
国内の現代美術を扱うギャラリーにより組織される日本現代美術商協会(CADAN)が、特設ウェブサイト上でオンライン企画「CADAN:Online Support」を実施する。CADANメンバーのうち34ギャラリーが参加する。各ギャラリーによる作品解説や選出の理由と共にオンラインビューイングを楽しむことができる。
期間は4月24日〜5月22日まで。
こちらから(https://cam.muuseo.com/news/94)
・ OIL by 美術手帖
美術手帖によるECサイト OIL by 美術手帖の中で「オンライン ビューイング アートギャラリー」を開催中。各アートフェアに出展予定だった50を超えるギャラリーが参加しており、サイト上ではアート作品の閲覧だけでなく、購入も可能。HP(https://oil.bijutsutecho.com)
・AFT Art Hunting
アートフェア東京2020の出展者によるオンラインギャラリーモール「AFT Art Hunting」を開設した。「AFT Art Hunting」では、国内外のギャラリー・美術商70軒以上が参加。作品総数は300点以上となり、国内外の古美術から現代アートまでが一堂に会する。開設期間は3月24日〜5月9日まで。
HP(https://art-scenes.net/ja/aft-art-hunting?.ref=haft&)
◆番外編 塗り絵
・#ColorOurCollections
ニューヨーク医学アカデミーを中心に、多くの博物館や図書館が所蔵するユニークな塗り絵の冊子を、無料でダウンロードできるよう提供するプロジェクト。ニューヨーク植物園 、スミソニアン博物館、J・ポール・ゲティ美術館、オックスフォード大学、ミネソタ大学など100以上の団体がこのプロジェクトに参加している。
HP(https://library.nyam.org/colorourcollections/)
Twitterで#ColorOurCollectionsのハッシュタグを検索してみよう
→https://twitter.com/search?q=%23ColorOurCollections&src=typed_query
・Billie Eilish
シンガーソングライターのBillie Eilishが、自身の塗り絵本のデジタル版を公式オンラインストアで提供している。計19ページにわたる塗り絵のPDFファイルは無料で、誰でも気軽にダウンロードできる。ビリーはユニセフへの寄付を推奨しており、金額を選ぶとその全額がユニセフに寄付される仕組みになっている。
HP(https://store.billieeilish.com/products/billie-eilish-coloring-book-digital-pdf)
・Alphonse Mucha(アルフォンス・ミュシャ)
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家として知られるアルフォンス・ミュシャの線画が、現在ミュシャ財団のウェブサイトで塗り絵として無料で公開中。全6作品がラインナップ。それぞれの画像はPDF形式でダウンロードすることができる。ミュシャ財団のウェブサイトの「GALLERY」には300点以上のミュシャ作品がアーカイブされており、テーマごとのブラウズも可能。
HP(http://www.muchafoundation.org/gallery/colour-your-own-mucha)