これが彼女の原点であり、行き着く先でもある…。
1990年代のこと。鮮烈なデビューを果たした蜷川実花のトレードマークは、セルフポートレートだった。
それから20年。発表こそしなかったものの、セルフポートレート撮影はずっと、秘かに続けられていた。
その蓄積を綴じ上げたのが新刊『self-image』。華やかな活動に隠れていた彼女のほんとうの「顔」が、この一冊で露わになった。
刊行を機に、発行元であるマッチアンドカンパニー主宰の町口覚と蜷川実花が、ポートレート論を語り尽くす。
これまで知らなかった、驚くほど骨太な蜷川実花の本性がはじめて明らかになる。