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TAIGEN(BO NINGEN)×Yusuke Kobayashi(THE NOVEMBERS) 自分の扉を開き、新たな道を拓くということ(後編)

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TAIGEN「本当にそう。あと、複数の質問になって申し訳ないんだけど、小林くんの音楽の原体験ってどういうものなの?」

小林「昔からそんなに趣味は変わってなくて、音楽の原体験は、それこそ小学生時代のCharaさんやユーミンと、川本真琴さんがありつつ、L’Arc〜en〜CielやBLANKEY JET CITYで子供時代を過ごして。L’Arc〜en〜Cielのkenさんが好きだと言ってたところからThe CureとかTHE SMITHSを知って、そこからすごく世界が広がった。ニューウェーヴとかポストパンクも大好きだった。ちなみに、最近ではオリジナル・ラヴをよく聴いてるかな。全く古くならないね」

TAIGEN「なるほどね。1個のジャンルだけ聴いてたらそのジャンルのシーンのバンドになるけど、それが感じられないから興味があったんだよね」

ーそれ以外にも写真や映画など音楽以外の影響もあるからまた違うものになるんじゃないですかね。

TAIGEN「確かに。他ジャンルからの影響って、音楽と同等、それ以上に重要だと思う」

小林「うん、音楽以上に影響を受けるよね。日本人は真面目だからかインプットとアウトプットが一緒になりがちだけど、いろんなものからインプットしてアウトプットとしてとんでもないものが出てくるというのがハチャメチャでいいのになあって思う」

TAIGEN「勘違いして変なアウトプットで出しちゃうのも日本だよね。何か抑圧されてるものが出ちゃうとか。繰り返しになるけど、THE NOVEMBERSの開いた客層は本当にすごい。やっぱりヴィジョンを持ってないとそこには行けないと思う」

小林「行けないよね」

TAIGEN「日本特有の各シーンが格好よくて、ディープで、でも逆に狭いからこそそこが色々混ざると面白いって知ってほしい。同じ年齢のバンドマンでこういう存在がいるのは嬉しいな」

小林「1985年生まれってなかなかいないよね」

TAIGEN「抜けてるよね。すごく下かちょっと上かで、OKAMOTO’S世代かTHE BAWDIES世代になる」

小林「2才上の世代が多いよね」

TAIGEN「下にも新しい波が来てるし、ちょうどウチらの世代はない」

小林「RIZEのKenKen(金子賢輔)、RADWIMPSの(野田)洋次郎くん、Lillies and RemainsのKENTくんとか。昔はもっといたけど、やめていく人も多かったかなーー」

TAIGEN「残った人たちは個性が強い(笑)」

—この2人からだけでもそれはわかりますね(笑)。今日は大雪の中の撮影、取材、本当にありがとうございました。

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