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どこまでも過酷なエヴァの物語。彼女の告白を、どう受け止める?

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「祈りは叶わず、希望はつぶされ、愛に裏切られ、ただ生きようとした。それが、罪ですか――。」 キャッチコピーだけで胸が締め付けられるような、映画『エヴァの告白』が、2月14日より公開中。


1921年、両親を殺され、戦火のポーランドからアメリカへ、妹と2人で移住してきたエヴァ。しかし、病気の妹は入国審査で隔離され、エヴァ自身も理不尽な理由で入国を拒否されてしまう。そんな時エヴァを助けたのは、移民の女たちの売春を斡旋する危険な男・ブルーノだった。厳格なカトリック教徒から娼婦に身を落とすエヴァ。彼女に想いを寄せるマジシャンのオーランドに見た救いの光も消えてしまい、エヴァは生きるためにある罪を犯してしまう。


本作は、グレイ監督の祖父母の移民体験と、実在する裏社会の男から生まれた物語。劇中の、バナナの食べ方を知らず皮のまま食べてしまうというエピソードは、祖母の実体験なんだとか。
過酷な運命に翻弄されながらも懸命に生きるエヴァの姿に、心が揺さぶられる。キャリア史上、群を抜いて美しく、幸薄く、けれどたくましい、と称されるマリオン・コティヤールの息を飲むほどの熱演ぶり、ぜひスクリーンで。


エヴァの告白
監督:ジェームズ・グレイ
脚本:ジェームズ・グレイ、リチャード・メネロ
出演:マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナー
(2013年/アメリカ・フランス)
2月14日(金)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
(c)2013 Wild Bunch S.A. and Worldview Entertainment Holdings LLC
http://ewa.gaga.ne.jp/

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