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世界初、日本の構造家50名の構造デザインと思考プロセスを展示


国立代々木競技場©️斎藤公男


「構造展 -構造家のデザインと思考-」が、東京・品川の建築倉庫ミュージアムで開催中。会期は、10月14日まで。


本展は、日本で活躍する構造家50名の思考とデザインに焦点を当てた、世界初の展覧会。


構造家は、建築家のイメージする空間を実現すべく、建築家との対話を繰り返しながら構造システムを検討する職業。意匠・計画・設備・施工の各種与件に対して、技術を応用し、建築家と協働しながら思想を持って構造をデザインしている。耳馴染みのない存在ではあるが、建築家・丹下健三とともに国立代々木競技場(1964)を手がけた構造家・坪井善勝をはじめ、磯崎新、伊東豊雄、妹島和世の作品における佐々木睦朗、隈研吾の初期作品を手がけた中田捷夫、田根剛作品の構造設計を担う金田泰裕などがおり、多くの名建築は構造家たちによって支えられている。


会場には、そんな構造家の仕事に迫るべく、1950年代〜現代に至るまでの名建築の構造模型50点以上が集結。本展のために独自に撮り下ろした、構造家たちのインタビュー映像を公開するほか、「構造システム」「構造デザイン」にまつわる模型や図面、そのプロセスや思考がわかるスケッチや映像なども展示される。


昭和、平成そして令和へ、日本の構造家が築いてきた多様な美学や感性を会場全体で体感できる、これまでにない展示となる。



佐々木睦朗 せんだいメディアテーク アクソメ図©️佐々木睦朗構造計画研究所


構造展 -構造家のデザインと思考-
2019 年 7月 20 日(土)〜 10月 14 日(月・祝)
建築倉庫ミュージアム 展示室A(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10)
開館時間:火〜日 11 時〜19 時(最終入館 18 時)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。
*それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご掲示ください。
入場料 :一般 3,000 円、大学生/専門学校生 2,000 円、高校生以下 1,000 円
*展示室B「Wandering Wonder -ここが学ぶ場-」(〜10月14日(月・祝))の観覧料含む。
*オンラインチケット制です。
主 催・企画:寺田倉庫 建築倉庫ミュージアム
特別協力:斎藤 公男
協  力:犬飼 基史、津賀 洋輔、瀬尾 憲司、犬飼 としみ、吹野 晃平、川口 貴仁、石田 雄太郎
U R L :https://archi-depot.com/exhibition/structural_design

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