—インスタでだけ見ていた有砂さんと、実際に仕事をしていくうえでまたちょっと見え方も変わりました?
田口「変わりましたね」
植野「私、絶対まきさんに頑固だと思われてると思います(笑)」
田口「確かにすごく意見をもらったけど、それに対して嫌な感じは全くなかった。大変だったけど、それを形にするのが自分のやるべきことだし、それができないんだったらもっと別の編集のプロフェッショナルの方に頼んだ方が早くていいものになるので。だから頑固とは思ってないよ」
—さっきまきさんが言ってた、クリエイターとしての譲れない部分ですよね。
田口「そう。すごい細かく丁寧にディレクションしていたよね。誤字脱字とかも教えてくれたのは助かりました(笑)。有砂ちゃんは仕事に対してすごく誠実だし、真面目で素直。思ったことをすぐ言うような素直でかわいい部分と、仕事としてバリッと客観視出来る部分が見えてすごく好きです」
—フォトグラファーではなく、編集としてのまきさんに関してはどういう印象を持ちましたか?
植野「私、まきさんが本格的な編集をやるのが始めてだというのを制作途中で知ったくらいなんです。まきさんは色々なことをやってるから、編集も小慣れてるのかなあと思ってて。トラブルなく進んでるように見えたんですけど、今思うと、そういう風にしてくれてたんだと思います。本当に何も突っかかることがなくスムーズに進んだ印象なんです」
田口「そう言われると嬉しい。でも有砂ちゃんに二度手間をかけさせてしまったところもあるんです。自分のものじゃなく、他人のものを扱うのは初めてで、自分のことだと何回やり直しても自分の責任だけで済むけど、そういうわけにもいかないので実は不安な部分もあありました。途中からエディターの子にも入ってもらって、私一人じゃ足りないところを手伝ってもらったりもしたので無事に校了できましたね」