岡本「……すごい洗い方やな。ザルとか使わへんの?」
澤「洗えたらいいねん」
岡本「モヒートのレシピ知ってる?」
澤「基本は材料入れて混ぜたらいいんちゃうの」
岡本「間違ってはないけど……斬新(笑)。澤、こっち手伝って。野菜敷いて、その上に鮭置いて。ホイルは船型にして、汁が漏れんように。まあ大体でいいよ」
澤「お、出来上がってきた」
岡本「端をキュッとつまんで完成。うん、いいね」
—鮭のホイル焼きってバターで洋風にするのがわりと多い気がするけど、中華風も美味しそうですね。
岡本「普通のちゃんちゃん焼きって味噌味だから中華味噌でも合いそうだったんで。あとキャベツも使ってるから、回鍋肉的な味になりそうかなって。さっき作ってたソースは、お湯で溶いたらタンタンスープみたいになります。茄子を焼いて和えたりしてもいいし、蒸し鶏とか豚に使ってもいいんですよ」
—飲めるし、中身の具を変えてもアレンジできるという万能ソースなんですね。焼おにぎりにもよさそう。
澤「確かにこれを塗ったら絶対おいしいですよね」
—今日の料理を美味しく作るためのポイントは?
岡本「ちゃんちゃん焼きはキャベツをざっくり切ってることが多いんですけど、もっと細かく千切りにすることで、一緒に食べたときに鮭の味が分かりやすくなるんです。ほかやったら大きくてもいいんですけど、鮭は細かいくらいがおいしいと思います」
澤「すごいな。いつそんなことを考えるのか分からへんわ。寝よるときに、千切りの方がええわって思うん?」
岡本「いや、一回作って、キャベツはでかいなって思っただけ。最初、ソースも甜麺醤だけで作ってたんですよ。でも何か味噌だけやと強かったんで、坦々鍋みたいな雰囲気でホイル焼き食べれたらいいなって胡麻を加えました」
澤「オリジナル版のちゃんちゃん焼きやな」
岡本「そう。野菜も今日は中華味噌を使ったからキクラゲとか入れましたけど、何入れてもいいんで、家に残ってるものを入れたらいいと思います。タレも何でもいいと思うんですよ。ホワイトソースにチーズをかけちゃってもいいし」
澤「簡単にできるっていえばできるっていう」
岡本「うん、これだけで入れてポン酢かけて食べてもいい」
澤「ああ、美味そうやな。俺の家、オーブントースターしかないけど、それでも焼ける?」
岡本「できるよ」