ミスター・オワゾーは、本名のカンタン・デュピューの名で映像 作家・映画監督としても活動、これまでに『Steak』『Rubber』 『Wrong』という映画を残している。
『Wrong Cops』(前回の映像作品『Wrong』とは無関係) は、そんな彼の 2013 年発表の最新映画で、マリリン・マンソンも 出演したコメディ作品。2013 年初頭のサンダンス映画祭でプレミ ア上映された。
本作はそのサウンドトラック盤となるが、収録楽曲は、映 画のための書き下ろし新曲に加えて、エド・バンガー移籍後の記 念すべき初シングル曲”Transexual”(アルバム『Lamb’s Anger』『Stade 2』には未収録)、F コミュニケーション時代のシ ングル”Stunt”をセバスチャン・テリエと共にリワークした新バージョ ン、『Lamb’s Anger』の 1st シングルだった”Positif”、『Stade 2』から”France 7”、ジャスティスのギャスパール・オジェとのコラボ 曲”Polocaust”などなど、サントラでありながら、彼のキャリアを総括したベスト盤的内容の作品に。
映画に出演したマリリン・マンソンをフィーチャーした、曲名どお りのソリッドな”Solid”も必聴!
壮絶なイカれアシッド、遺伝子をもチョップするカットアップ、ズ ルむけのエレクトロファンクや未知の出音を含む奇怪なテクノ・ミュ ージックを満載、ドープでありながらカラフルでポップ、脳裏にこびり つくユニークなオワゾー・サウンドの集大成とも言うべき決定的な企画盤。
テクノやエレクトロの枠を越えクラブ・シーン全域を揺るがす爆 弾リリースとして、オワゾー・マニアのみならずレフトフィールドなダン ス・ミュージックを愛する全てのフリーキーな音楽ファン必聴の一枚。