アヴちゃん「次は杏露酒のグレープフルーツジュース割にしよう。あのね、最近思ったんだけど、継続は力なりって嘘ね」
梨本「嘘?」
アヴちゃん「力になんなくてゴミとか付いちゃうこともあるよね」
梨本「今、口元に餃子も付いてるからね(笑)」
アヴちゃん「やだ、私、餃子付けちゃうんだ。幸せだな。継続はね、しない方がいいんだよ」
梨本「本当?」
アヴちゃん「うん、恋愛なんかは継続してもいいけど、沼は継続したら駄目」
梨本「沼なんか経験したことないなあ」
アヴちゃん「相手にしないからでしょ。はいはい、みたいな」
梨本「いや、全然モテてないから。あ、フカヒレと蟹肉入りあんかけ炒飯きたよ」
アヴちゃん「こういう飾り切りとかいいよね、大事にされてる感がいい。あっ、椎茸もらっとく。これ、お箸で食べちゃうのかな」
梨本「そうだね、スプーンとかないし」
アヴちゃん「これ、美味しい」
梨本「フカヒレってサメ?」
アヴちゃん「サメ」
梨本「サメの何?」
アヴちゃん「ヒレじゃないかな。ああ、幸せ。次は公園デートとかしたいなあ。場所はどこでもいい、遊具がない公園とかでもいい」
梨本「何するの? フリスビーとかするの?」
アヴちゃん「何にもしない、しゃべる」
梨本「公園なのに走ったりしないの?」
アヴちゃん「言われたらやるよ」
梨本「なるほどね、相手次第だ」
アヴちゃん「やれって言われたことはやるよ。提案がないのは、甘んじられるのはやだ」
梨本「甘んじるって(笑)。まあ、とりあえずこの汁飲みなよ」