横尾忠則の個展『兵庫県政150周年記念事業 開館5周年記念展 横尾忠則の冥土旅行』が、兵庫・神戸の横尾忠則現代美術館にて開催中。
グラフィックデザイナー時代から現在に至るまで、一貫して「死後の世界」のあり方に関心を持ち続けてきたという横尾忠則。
ダンテの『神曲』のイメージを重ねたヌード写真、空襲で真っ赤に染まった夜空を原風景とする『赤』の絵画シリーズ、顔の一部を石や蛙やキャベツといったオブジェによって覆い隠され「実体を失った不可解な存在」となった女性のポートレートシリーズなど、様々な死のイメージを作品に投影してきた。
本展では、常に死後の世界を想像し、「死の側から生を見る」ことで自らの生き方を見つめてきた横尾のまなざしを、作品世界を通して追体験する場を演出する。
なお会期中の4月7日、4月21日には、学芸員によるトークイベントが、4月14日には加橋かつみと珠希真利が出演する無料ライブが行なわれる。
『兵庫県政150周年記念事業 開館5周年記念展 横尾忠則の冥土旅行』
2018年2月24日(土)~5月6日(日)
会場:兵庫県 神戸 横尾忠則現代美術館
時間:10:00~18:00(金、土曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(4月30日は開館、5月1日休館)
料金:一般700円 大学生550円 70歳以上350円
※高校生以下無料
※障がい者(70歳以上除く)は各料金の半額(介護者1名無料)