キム・ゴードンやソフィア・コッポラ、クロエ・セヴィニーらDIYなスタイルでクリエイティヴをリードする女性たちが脚光を浴びた90年代。音楽のみならずファッションシーンでも愛されるラップユニットchelmicoにはその90年代の空気感を感じさせる飾らない独特の魅力がある。今回、NeoLでは彼女たちのインスピレーション源にもなっているという90年代の映画をモチーフに撮影を敢行。インタビューでは彼女たちがどのように時代のエッセンスを抽出し、用いているのかも語ってもらった。
——今回はchelmicoのお二人に「90s」「90年代」という大きなテーマから話を伺えればと思うんですが、90s生まれの二人にとって、90sはどういう感触や印象ですか?
RACHEL「90sの時は子供過ぎて、物心がついてないんですよ。だから逆に新鮮な印象があるのかな」
——リアルタイムじゃないからこそ……。
RACHEL「面白いのかなって。個人的には90sは『不穏』だったり『どっち付かず』な印象があるんですよね。60年代、70年代は新しい文化が出てきたり、80年代は(バブル的な)イェーイ!て感じなんだけど、90sはちょっと鬱々としてたり、モヤモヤしてる雰囲気を感じるんですよね。音楽もお洋服とかも、なんか『これ!』っていうくっきりしたイメージがなくて、モヤモヤしたミステリアスなイメージ」
MAMIKO「ゼロ年代は2000年問題で始まったし、始まるのが怖かった記憶があるよね。だけど特に何もなく始まったから、それもあって、なんとなく気持ち悪い感じがするよね」
RACHEL「ゼロ年代は気持ち悪いよね、ちょっと。だから、80年代の明るい感じと、ゼロ年代の気持ち悪い感じの中間で、90Sはモヤモヤしてるように感じるのかも知れない。だから『90sっぽい』っていう表現は実は難しいし、でもそこが面白く感じるところなのかな」
——その「モヤモヤ」した部分が、逆に興味深く感じるんだ。
RACHEL「そう、そういう悩んでそうな雰囲気が、格好いい感じがする。映画でいったら『ファイト・クラブ』って、90年代の経済とか社会の問題、世相が入ってるけど、あんまり手放しでイエイ、って感じではないよね」
MAMIKO「映画だと。分かりやすくそういうの(時代の空気や雰囲気)を感じるよね。『リアリティ・バイツ』とか超わかりやすく感じる」
RACHEL「音楽だとニルヴァーナとかもそうじゃん。あの鬱屈した、混沌として出口がない感じ。そういうどこにも振り切らない、振り切れない感じが、バランスの良さであり、オシャレであり、同時にダサい部分でもあって」
——「ダサさ」も含めて良い、と。
RACHEL「そういう部分もちょっとありますね」
——そして、今回は90sの映画をテーマに撮影させて頂きました。
RACHEL「久しぶりにガッツリお洋服とかも選んで貰って、新鮮だったよね。好きな映画のお洋服だったから、ちょっとコスプレ的な楽しさもあって」
MAMIKO「メイクも初めてのタイプだったし。新鮮でしたね」
RACHEL「でも、今回テーマになった『トゥルーロマンス』『マイプライベートアイダホ』『リアリティバイツ』って、明るい映画じゃないじゃないですか、3本とも」
MAMIKO「そうだよね」
RACHEL「だから90sの映画ってそういうイメージ。『パルプ・フィクション』『ユージャル・サスペクツ』『12モンキーズ』『キューブ』『ガタカ』……」
MAMIKO「『羊たちの沈黙』も90sだよね。あとは『レオン』『シンドラーのリスト』『ナイト・オン・ザ・プラネット』、明るい方だと『メリーに首ったけ』『エンパイア・レコード』……」
RACHEL「いっぱい出てくるよね。chelmicoの“Honey Bunny”は『パルプ・フィクション』のキャラクターからインスパイアされてるし、“Night Camel”のMVもそう」
——それは敢えて90sのモノを選んでるの?
RACHEL「調べたら90sだったんだって事が多いし、印象に残るモノが圧倒的に多いのが90sって感じですね。『EP』のジャケットも『マイプライベートアイダホ』の1カットをサンプリングしてて。chelmocoの曲にも、90sのがインスピレーションになる事があるよね」
MAMIKO「何があったっけ?」
RACHEL「……chelmicoの“ラビリンス’97”って曲知ってる?」
MAMIKO「あ、聴いたことあります!」
RACHEL「あれは元ネタが97年にリリースされてる曲からインスパイアされてるんだよね」
MAMIKO「そうだったんですね~(笑)」
——なんのコントだ(笑)。でも先程話に出た“Honey Bunny”のリリックは本当に興味深くて。
MAMIKO「なんか欲しいんだけど、何が欲しいかが分からないっていう」
RACHEL「そういうどうしようもない気持ちっていうか」
——それって、80年代から90年代に岡崎京子が漫画で書いてた事にスゴく近い部分があると思って。だから、90年代の「なんでもあるけど、なんにもない」っていう雰囲気は、今とも通じる部分があるのかな。
MAMIKO「うん。『それって今じゃん』って思う」
RACHEL「90sにニルヴァーナが流行ったみたいに、ヒップホップでもXXXTENTACIONとか、ちょっとグランジ入ってたりとか、病んじゃってる系が流行ってるのって、感覚が共通してるからなのかな。『もうやる気でないんですけど……』みたいな感じの人が多いよね」
MAMIKO「ゼロ年代の方が『新しいぜ!』って感じがあったと思う」
——確かにITバブルが起こったり、イケイケな感じはあったと思うな。
RACHEL「今より夢がある感じがするよね」
——混沌とした90年代にとってのバブルな80年代と同じように、10年代にとってのゼロ年代がそこに比する事が出来るのかな。そういう話って2人でしたりする?
RACHEL「全然しない」
MAMIKO「え、結構するじゃん」
——どっち?(笑)。
RACHEL「こんなにじっくりは話さないよね」
MAMIKO「結構熱く話すタームあるよ。でも呑んで喋ってるから憶えてないだけだよ」
RACHEL「確かに、磯丸水産で語ってるかも。お金払って記憶なくしてるんだから無意味だね(笑)」
——例えばchelmicoのMVだと“Timeless”は、VHS的なアナログの質感の映像で構成されているけど、iPhoneでも家庭用8ミリだったり、「写ルンです」っぽく撮れるアプリも多くリリースされてて。そういった少しレトロな質感は新鮮な感じなの?
MAMIKO「いつもは自分たちでコンセプトを決めるんだけど、“Timeless”は監督さんのコンセプトが中心になってて。でも写真に日付が入るアプリとか、見飽きたもんね、みんなやってるから、もはや新鮮じゃないかな」
RACHEL「逆にiPhoneで撮っただけとか、デジカメの画質感の方が新鮮に感じるよね」
——Bruno Marsの“Finesse (Remix) feat. Cardi B”のMVも、VHS的なノイズの感じゃなくて、デジタル撮影が普及し始めた頃の映像感で、90Sを表現してて興味深かったんけど……
RACHEL「でも、あれももうすぐ廃れると思う。流行りなんて一瞬ですよ(笑)」
MAMIKO「すげー速いんだよな~。すぐ『ああ、はいはい』ってなっちゃう(笑)」
RACHEL「ただ“Timeless”のMVは『90sがテーマ』だったから、あの映像感にする事に意味と理由があるんで」
MAMIKO「セーフ(笑)」
——ただ、そういう風に表現がすぐに陳腐になったり、普通になったり、種明かしが分かってしまう状況は、表現者にとっては大変かなと思うんだけど。
MAMIKO「勝手に流行って、勝手に廃れて、そうやってどんどん入れ替わるなら、自分たちが好きな事をやるしかないと思うんですよね。好みも細分化されてるなら、もうそうれぞれにやっていくしかない。ウチらは曲が作れてればいいって思ってるから、別に周りの動きとか怖くないし」
RACHEL「良い曲が作れて、自分たちがそれが好きだって思えれば大丈夫だからね。そうすれば、最低限、自分たちは楽しいし」
——そして、それが広がれば……。
RACHEL「ラッキー(笑)」
MAMIKO「流行り廃りは悩むだけ無駄!」
RACHEL「やりたい事やるしか無いっしょバイブスですよ(笑)。それこそ、流行りに反応するなら早い者勝ちだよね。でも、それもちょっと踏み間違えるとスゴくダサくなっちゃう」
MAIKO「滑りたくないんですよ、基本的に」
RACHEL「だから、アルバムのタイトルも『chelmico』とか『EP』みたいに、滑らないタイトルにしてる」
——イキったタイトルを付けて外したくないっていう(笑)。
MAMIKO「ビビリなんですよ」
RACHEL「chelmicoも、名前くっつけただけなんで、突っ込まれたから『いや、2人の名前くっつけただけなんで』って(笑)。でも私が適当なこと言って、それは滑ってるって、MAMIKOちゃんにわりと言われるかも。MAMIKOちゃんが人一倍滑りに厳しい(笑)」
MAMIKO「お笑いが好きだから(笑)」
——でも、その滑ってる/滑ってない、面白い/面白くないのジャッジの感覚が似てるんだ。
RACHEL「だいたい一緒だよね」
MAMIKO「価値観が近かったんですよ」
RACHEL「気が合うよね」
MAMIKO「仲が良いんですよ、私達(笑)」
——そのままchelmicoの作品作りの話に進みたいんですが、そういった「自分たちが面白い」と思って作った作品について、リリースされた後にリスナーの反応は気にする?
RACHEL「基本的に投げっぱなしだからそこまで気にしてないけど、『通勤の時に聴いてます』とか」
MAMIKO「『朝、目覚まし代わりにしてます』とか」
RACHEL「『寝る前に聴いてます』とか聞くとやっぱり嬉しい」
MAMIKO「でも、作ってる時はリスナーに向けてとかは考えないし、全く親切ではない」
RACHEL「自分たちが喜んでるだけだから(笑)」
MAMIKO「『ウケる!その歌詞!』とか言いあって」
RACHEL「2人で褒めあって」
MAMIKO「RECして聴いて満足したら、じゃあこれ出すか、って感じなんで(笑)」
——でも、日常とか生活の中にあるという反応があると嬉しいってことだよね。
RACHEL「音楽ってそういうものだと思う」
MAMIKO「そういう音楽の方がずっと残るんじゃないかな」
RACHEL「音楽を聴くと、その時に戻れるとかあるじゃないですか」
MAMIKO「そういうのになりたいよね」
RACHEL「私達も(作品作りは)思い出づくりだしね」
MAMIKO「そうそう。まさにアルバム(笑)」
RACHEL「ただただ思い出を残していきたいんだよね。リスナーにとっても、自分たちの曲がそうなったら嬉しいよね。『あの時、好きな人と一緒にライヴいったな』とか『誰と一緒に聴いてたな』とか」
——それがモチベーション?
MAMIKO「モチベーションって言われるとちょっと違うかな……何モチベ?」
RACHEL「何だろ?」
MAMIKO「モテたいはあるよね」
RACHEL「うん。モテたい(笑)」
MAMIKO「あとchelmico始めてから歌うのが好きになったし……だから趣味?(笑)」
RACHEL「そうだね、ホントに。ラップするのが楽しいからやってるし」
MAMIKO「ライヴすればみんなに会えるし、お酒飲めるし、ちょっとお小遣いが入るし(笑)」
RACHEL「そうすれば買い物も出来る!最高(笑)。ライヴで一緒に色んな場所にも行って、そこで美味しいもの食べれるし」
MAMIKO「今日だって、色んな服着させてもらって」
RACHEL「普通だったら、藤色の車に乗ることなんでないでしょ?」
MAMIKO「人生でありえないよね」
RACHEL「そういうのが経験出来るから」
MAMIKO「あとRACHELと一緒に曲も作れるし。それがモチベーション」
——最高だね。
MAMIKO「スターになりたくて始めたわけじゃないしね」
RACHEL「でも、やるからには真剣にやらないとダサいと思うから」
MAMIKO「人生かけて本気で遊んでるよね」
RACHEL「中途半端なのは恥ずかしいよ」
MAMIKO「あとラップするのがメッチャ好きだもんね」
RACHEL「好き好き。格好いいから」
MAMIKO「リズム(に乗るってラップするの)って楽しいじゃん……って赤ちゃんみたいな感じだけど(笑)」
——作品の話を続けると、一昨年の『chelmico』、昨年の『EP』とコンスタントにリリースも続いてますね。そしてMAMIKOさんは鈴木真海子として 「DEEP GREEN」や、STUTS×SIKK-O×鈴木真海子での「ALLSEASON EP.」、レイチェルさんもTOKYO HEALTH CLUBのビートメイカーであるTSUBAMEくんのソロ”GOOD NIGHT”に、おかもとえみさんと共に参加されていますね。その意味でも、音楽シーンから広く需要されている存在になっている。
RACHEL「『EP』でかなり広がったなって。それまでは知る人ぞ知るユニットって感じで、ぽつぽつとリスナーがいた感じだったのが、『EP』を出したら『<EP>を聴いてライヴに来ました』って人とか、感想をくれる人が増えて。反応も良かったし、一気に広がった感じがする」
MAMIKO「(ジャケットが)赤いから目立ったのかな(笑)」
RACHEL「あと、女の子のファンが増えたよね。友達同士で来てくれたり」
MAMIKO「カップルで一緒に来てくれたり」
——先程話に出た「自分たちのため」という部分に、同世代だったり、女の子は共感してるのかもしれないなって。
RACHEL「そうだと嬉しいかな」
MAMIKO「あと、シンプルにラップが上手くなった」
RACHEL「1st聴くと、子供がラップしてるみたいだもんね(笑)。だから次の作品はもっと上手くなってると思う。RECでも、このラップは良い/悪いみたいなのが……」
MAMIKO「出てきたよね、いっちょ前に(笑)」
RACHEL「あと『今のパンチ・インで』とか『ダブル録ります』とか、言うこともかなり生意気になってきた」
——用語が分かってきたんだ(笑)。
RACHEL「前は『えっと、同じパートを声で被せるやつで……』とか言ってたから(笑)」
MAMIKO「お陰で制作がスムーズになったよね(笑)」
RACHEL「いろいろ学びましたよ。でも特に『EP』でスゴくレベル・アップ出来たと思う」
MAMIKO「だから、次も良い感じにしたいよね」
RACHEL「作るたびに『これが今までで一番良い』って思えるから、それは成長してるって事だろうし、良い事だと思う。でも、まみちゃんは定期的に『ラップうまくなりてえ』っていうLINE送ってくるよね(笑)」
MAMIKO「ラップ上手くなりて~(笑)」
RACHEL「私も。お互いに上手くなりたいって言い合う日々ですよ(笑)。自分の思ってる上手さを目指したいよね」
——今年もリリースはありそう?
MAMIKO「常に制作はしているんだけど、どんなんになるだろうね、アルバム」
RACHEL「まだ全然見えてない。曲を作っていくうちに見えていくかも……でも、アルバム一枚でコンセプトって感じではないかな。そういう根性が無い(笑)」
MAMIKO「無い。飽きっぽいし、集中力も無い(笑)」
RACHEL「だから一曲一曲頑張ってる感じです(笑)。でも、上げ目な曲が多くなりそうかな」
MAMIKO「確かに、ライヴ映えするような、パワーのある曲が多いよね。みんなで歌えるようなものだったり、鳴りが良かったり」
RACHEL「ライヴの回数が増えてきて、みんなとやりとりするのが楽しくなってきたから、ライヴ映えする曲が多い方が楽しいかなって。前はライヴする気無かったもんね」
MAMIKO「大嫌いだったよね(笑)」
RACHEL「もうGReeeeN方式で、顔出しNGにしようかって言ってた(笑)」
MAMIKO「でも最近は好きになってきたよね。おしゃべり(MC)出来るようになってから」
——もっと自然体になれたというか。
RACHEL「そうかも。ライヴで格好つけるのが苦手なんだよね」
MAMIKO「ホント!格好いいのは格好いい人に任せよう(笑)」
——次作でインスパイア源になってるのは、90sが多くなりそう?
RACHEL「次は00年代が多いかも」
MAMIKO「進化したね。10年(笑)」
RACHEL「でも、ここから増えるかも。夏までにあと4~5曲作らないといけないから」
MAMIKO「え!多っ!」
RACHEL「多っ!」
MAMIKO「もう書くこと無いよ!。基本的に言いたいこと無いもん(笑)」
RACHEL「言いたいことがないって曲になっちゃいそう、最終的に(笑)」
chelmico
RACHELとMAMIKOの女性2人組ラップユニットchelmico(チェルミコ)。2014年のイベントをきっかけに結成し、2016年10月に1st album「chelmico」をリリース以来、HIP HOPという枠に捉われないPOPセンスと本人達のキャラクターによりクリエイターから注目を集めまくり、CMや映像作品への楽曲提供、出演で話題沸騰中!くだらないおバカな企画も楽しみながら、可愛い顔してラップも実は一線級。2017年9月に「EP」をドロップ。楽しく、ユルく、そして盛り上がれるライヴは必見!2018年はどこまで突き進むのか、乞うご期待。
http://chelmico.com
chelmico
『EP』
発売中
(CUPCAKE ATM)
https://www.amazon.co.jp/EP-初回限定盤-CHELMICO/dp/B0746S1Y1P
https://itunes.apple.com/jp/artist/chelmico/1064018032
photography Kisshomaru Shimamura
style Hayato Takada
hair Yusuke Morioka
make-up Kyoko
interview Sinichiro Jet Takagi
edit Ryoko Kuwahara
RACHEL jacket ¥70,000、shirt ¥30,000/WACKO MARIA、T-shirt ¥12,000/ami alexandre mattiussi、eyewear ¥31,000/MOSCOT、shoes ¥49,000/SANDERS×BEAMS BOY、jeans/model’s own
MAMIKO coat/stylist’s own、parka ¥13,000/STÜSSY WOMEN、jeans ¥41,000/ALEXANDER WANG、shoes ¥5,800/CONVERSE
RACHEL jacket/stylist’s own、leather shirt ¥80,000/Levi’s® Made & Crafted®、shirt ¥18,500/orslow、long sleeve T-shirt ¥11,000/WACKO MARIA、pants ¥32,000/ts(s)、eyewear ¥31,000/MOSCOT、boots ¥15,800/STRATO
MAMIKO jacket ¥15,800/STRATO、T-shirt ¥8,400/Levi’s® Vintage Clothing、jeans ¥22,000/Levi’s®、belt ¥5,300/BEAMS BOY、shoes ¥46,000/SANDERS×BEAMS BOY
RACHEL knit ¥18,500/WACKO MARIA、T-shirt/stylist’s own、jeans ¥22,000/Levi’s®、boots ¥12,800/STRATO
MAMIKO knit ¥27,000/A.P.C.、jeans ¥12,000/Levi’s®、watch ¥27,500/CARL EDMOND、shoes ¥46,000/SANDERS×BEAMS BOY
●WACKO MARIA
PARADISE TOKYO TEL:03-5708-5277 http://wackomaria.co.jp
●ami alexandre mattiussi
AMI OMOTESANDO TEL:03-5778-4472 http://www.amiparis.com/jp/
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BEAMS BOY HARAJUKU TEL:03-5770-5550 http://www.beams.co.jp
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MOSCOT Tokyo TEL:03-6434-1070 http://www.moscot.com/
●STÜSSY WOMEN
STÜSSY WOMEN HARAJUKU TEL:03-5414-5505 http://stussywomen.jp/
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LEVI STRAUSS JAPAN K.K. TEL:0120-099-501 http://levi.jp
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