東京をベースにDJとして活動するPUNKADELIXこと近藤麻由が新たなプロジェクトMAYUDEPTH名義での楽曲プロデュースを本格始動。E.P.『Sneakpeek』と題した本作では、ボイスにモデルの宮本りえをフィーチャーし、世界を舞台に活躍するアーティストAkiko Kiyamaによるリミックスワークを収録。ジャケット写真は女流カメラマンの佐野方美、アートワークは近藤麻由本人が手がけ、気鋭の女性アーティストとのコラボレーションパッケージとしても独自の世界観を表現している。NeoLでは、アートディレクターとしても活躍するMAYUDEPTHと医療/バイオファーマ分野のコンサルタントでもあるAkiko Kiyamaという、互いに音楽以外にプロフェッショナルな領域でも注目される二人のクリエイターに、それぞれのバランスの取り方について、ルーツについてなど対談形式で語ってもらった。
——最初にお二人の出会いを聞かせてください。
MAYUDEPTH「もともとAkikoさんのことは知っていて、重めの音だけど独特の心地よさがあって大好きだったんです。3年くらい前に代官山AIRで話したのが初めてだったと思います。ドイツから日本に帰って来られたすぐ後で、今回の曲のミックスをやってくれているLADER PROUUCTIONSの千坂邦彦さん(Chester Beatty)が紹介してくれたんですよね。実際にライヴを観たらめちゃくちゃカッコよくて、ちょうどトラック作り始めていたから『絶対にリミックスをやってもらいたい』と思って今回お願いしました」
Akiko「DJ Hellのパーティーですよね。私もお会いする前からMAYUさんのお話は聞いていて、その時初めてDJを聴きました。私はテクノもやっているんですけど、カセット主体でやっているエクスペリメント系の音楽もあるんです。でもMAYUさんはどちらかというと硬いテクノの印象があって。だからリミックスのオファーがあったときもそっち系の方がいいのかなと思って尋ねたら、『自由にお願いします』とおっしゃっていただいて。とは言え、なるべくフロアでもかけたいのでフロア仕様にしてみました。原曲を聴いたときはMinus(レコードレーベル)の印象があったんですけれど、すごくストレートなミニマルテクノの感じだったのでやりやすかったです」
MAYUDEPTH「そういういわゆるフロア志向なテクノに日本の女の子のボイスサンプルを入れたいと思って、今回は舞台を観て惚れた宮本りえさんに歌ってもらいました。私はAkikoさんのリミックスはキックが入ってこないかなと勝手に想像していたんですよ。エクスペリメンタルなイメージもあるし、それがフロアでかかっているのも格好いいと思っていたんですが、とてもいい塩梅でしたよね。Akikoさんにしかできない感じ。私がA面、AkikoさんがB面という、良い意味でコントラストのあるEPになりました」
——今回のEPは低体温でありつつ生身の感触もあるのも印象的でした。
MAYUDEPTH「今回のE.P.のタイトル『Sneakpeek』は”覗き見”っていう意味なんですが、クラブやライブハウスの暗がりの中にある妖しさみたいなものが裏テーマ的にあるんです。エロとは違うフェティッシュさというか。そういう自分の好みが自ずと出てしまうんですけど、Akikoさんの音も自分では意識していないかもしれないけどそういうところがありますよね」
Akiko「どうなんだろう。海外では女性っぽい曲というよりはオリエンタルだと言われることはありましたね。確かにグルーヴがストレートに走っていかないので、そのあたりがアジアとかエキゾチック感に通じるのかもしれません。自分のもっさりしたグルーヴはコンプレックスでもあったんですけど、ある種の個性なのかなと思うようになりました」
MAYUDEPTH「もっさり感ってある意味、とても今っぽいと思いますけどね」
Akiko「MAYUさんのオリジナルのトラックは疾走感があったので、自分がリミックスするとなったらもっさりにしたいなって(笑)」
——グルーヴで国民性が出るというのは面白いですね。それぞれどうやって今の音楽に辿り着いたのかも興味があります。
Akiko「テクノを聴き始めたのはクラブに行き始めてからなんです。元々の影響はNinja Tuneやwarp records(レコードレーベル)からで。あと、50、60年代にmoondogという自分で楽器を作ってポコポコやってたアメリカのアーティストがいるんですけど、その人みたいにテクノじゃないけれどミニマル的にグルーヴが変化していくといったものが好きです」
ーーwarpやNinja Tuneが好きになったのはどうしてなんですか?
Akiko「12歳くらいからLUNA SEAのINORANさんの大ファンで。それでバンドメンバーのSUGIZOさんのFM番組をずーっと聴いていたんです。当時SUGIZOさんはロンドンの音楽をよく聴いていらして、COLD CUTや様々な音楽を紹介されていたんですが、その中で良いなと思える曲をメモって父親の手帳の後ろにウィッシュリストのように書き溜めておくと、たまに買ってくれて(笑)」
MAYUDEPTH「へー! 優しいお父さん。良い話ですね」
Akiko「好きが高じて、私がインタビューしてINORANさんが答えるというお仕事をさせていただいたこともあります。膨大な資料を持って行ったので、『この人、やばいな』と思われたんじゃないかな(笑)」
ーー(笑)。MAYUさんはどうやってテクノに入っていったんですか?
MAYUDEPTH「私はAkikoさんほど変わってないかもだけれど(笑)、親の影響で本当に小さい頃から洋楽っ子だったんです。家にジャズのレコードがいっぱいあって、同時にジョージ・デュークのようなファンクやビートルズを子供の頃から聴いてたしあとはサンタナとか。だから今でもサイケなものが好きなのかな。中学生になっても現行の音楽より60年代、70年代の音楽が好きで。ジョージ・クリントンとかキング・クリムゾンあたりからプログレロックやP-FUNKにもハマってました。なぜそうなってしまったかというと家の近所の商店街にそういうアーティストばかり取り扱ってる中古レコード屋があってそこに行ってたから。高校生になってバンドをやりながらHIP HOPとかクラブでかかっているような音楽も聴きはじめたんですがロック熱は冷めなくて、西新宿のVinylとかEurasia!といったレコード屋に通って、その中のNEU!とかクラウト・ロック関連の音楽に衝撃を受けたのがテクノとの最初の出会いかも。ある意味すごく王道な流れですよね」
Akiko「ジャズなんですね。うちは極端で、父がクラシックファンでかつ尺八を吹くんですよ(笑)」
MAYUDEPTH「ジャパニーズエクスペリメンタルじゃないですか」
Akiko「そうです。両方とも古典で。大学生の時にCOLD CUTがなぜこんなに格好いいんだろうと自分なりに考察したところ、音がすごく沢山鳴っているけど間の取り方が粋なんじゃないかと。それで間の取り方を学ぼう、何事も実践だと突然和楽器の楽譜や日本舞踊を個人的に習ったんです。それはテクノを作る一年前ですね。大学のサークルでお稽古したり、図書館に行って古い本を借りて、歌舞伎座や能楽堂などに行ってひたすらやっていました。あの世界も閉鎖的なものなのでちょっと飽きたかなというときにクラブに行き始めたんですが、あの時に日本の音楽を知ってよかったと思います。日本の音楽には、西洋のようにドがドの音であるべきという決まりがないことがあります。アバウトな決まりなので、比の話であって絶対値がないというのが新しいし、それが面白くて」
MAYUDEPTH「確かにAkikoさんの音楽はすごく和的な要素がありますね」
Akiko「おおざっぱなんですよ。絶対にこの音が切れなきゃいけないという緻密な性格じゃないので、ちょっとズレちゃってもいいかなって。日本の音楽は、みんなで太鼓パンって叩いても『あれ、なんかズレてない?』ってことがあるじゃないですか。それでももいいんじゃないのかなというタイプの人ではあります」
——機材も好きでずっと集めていたんですか?
Akiko「むしろコンプレックスで、あまりわからなかったんです。ドイツにいた時もいつか日本に帰るだろうというのもあって買ってこなかったんですが、帰国して少しずつ買ってみたら思いのほか最近の機材は難しくないなという。ドイツにいたときはオーディオファイルの編集など細かいところがメインで、日本でのほうが機材を扱うことが多いです。でもたくさんは持ってないからスタジオ行ってお借りしたり。
機材に向かっていった理由の一つとして、自分の場合はもう一個の仕事を始めたのがすごく大きいかもしれません。パソコンに四六時中向かっているから、音楽やる時にまたパソコンに向かうのがちょっとしんどくなったんですよね」
MAYUDEPTH「私もデザインの仕事ではコンテを描いたり撮影現場以外はずっとPCに向かっているんですけど、曲作りはまだ慣れていないのもあってモニターの前だけでやってるとなんだか疲れて辛くなってきちゃうんです。フィニッシュワークはもちろんパソコンになるんですけど、外部の機材でやったほうがDJをしているときの感触にも似ていてライヴ感が出るし楽しい」
Akiko「なんかもうちょっと、クレイ感がほしい。こうやったら音が変わる、とか。もっとフィジカルな。トラックパットも得意なんですけど、なんとなく近視眼的な曲になってしまうような気がしています」
——お互いもう一つ仕事があってパソコンでの作業が多いからこそ手を動かしたいということですが、Akikoさんはもともと生物学を学んでいらしたんですよね。生物学に興味を持ったのはなぜなんですか?
Akiko「中高生の時に周りの人が沢山亡くなったことがあって、なんとなく学年全体が陰鬱となってしまったんです。そんな時に生物の授業がはじまって、細胞の話を聞いて。なんていうか、そこには進化論的にいえば人一人死んでも大きな問題はないかなという気になれる気楽さがあった。うちはカトリックのミッションスクールだったので聖書を読む機会もあったんですけど、それよりは生物学の方が自分的に受け入れやすい感じがして。気が楽になるというと語弊があるかもしれないけど、人の命が失われるということを受け入れるための方法というか。当時は幼くて、『人のために』とかそういった大義や体裁のようなことを排除したくて、単純に生命体として扱いたかったので学科にはこだわったんですよね。医学部よりももっとプリミティブな生物学科が良かった」
——ライフワークになるとは当時から思っていましたか?
Akiko「思っていました。音楽は趣味と思っていたので。大学生になってからリリースのチャンスがなぜかあって音楽を続けることになったんですけれど、当時は自分のアイデアは若いからすぐに思い浮かぶのであって2、3回形にしたら枯渇するのであろうと思っていました。だから今を逃すともう作れないんじゃないのかなと思って、生物は一旦休んで音楽やろうという感じでしたね(笑)」
——そしてベルリンに渡った。
Akiko「はい。後から気づいたんですけれど、音だけで考えるとロンドンの方が影響を受けている音楽が多かったなあって(笑)。でも当時はテクノをやっていたというのと、知人がいた、アーティストビザが取りやすいという理由でドイツに行ってみました。実際にはむしろテクノ以外の音楽と出会えることが多かったんです。日本だと大体有線放送がかかっていたりして難しいけど、向こうではカフェで選曲している素敵なポップスに出会えたり。なので、お酒が飲めなくても雰囲気や好きな音楽がかかっているからバーに行くこともありました。当時まだShazamも無かったからお店の人に曲名を聞いたり、ベルリンフィルとかのコンサートも気楽に行けるし、テクノ以外の違う音楽のジャンルの幅が広がった気がします」
——そこで実際にライヴもされていたわけですよね?
Akiko「そうですね、ドイツを拠点にヨーロッパやたまに北米、南米にも行かせてもらって。私は頑固なので、自分の曲のみ、しかも1時間くらいしか立っていたくないというのでDJをやらないんです(笑)。だからライヴという形でやらせてもらっていて。場所によりますけど、テクノの場合だとラップトップ主体で、曲を流すというよりは曲のパーツごとに流して細かくミックスするとかそういう感じのライヴをやります。最近やっているテクノを超えているタイプの曲だと、もう少しセッティングを変えてキーボード弾いたり実際のマシンで動かしたり」
——そうして音楽で活躍しながら生物学の仕事をスタートして。
Akiko「ドイツに行ってガッツリ音楽の仕事をやって、やり終えた時に燃え尽き症候群になったんです。またアルバムを作ってツアーやってという同じことをやるのかな、もしかしたらミュージシャンってそういうことをずっとやっているのかと。それで音楽をつくるのは好きだけど、ツアーするのは体力的にも大変だし、将来ずっと続けられるのかなと考えるようになって。そういえば生物学を途中でほったらかしにしてきたから勉強しようかなと、実験補助の仕事をやりつつ音楽を作っていたんです。それで30歳くらいになった時に、インターネットでもの探しをしていいたらたまたま情報サイトにバイオロジーに詳しくて日本に行ける人、日本語が話せる人という求人があって『あっ、これ私だ!』と思って(笑)。何も持たずして日本に帰るよりは少し貯金でもあった方が後々楽かなと思って入ったのが今のコンサルの会社で。だからとっかかりは真面目な動機ではなかったんですけれど、一時は正社員だったので通勤もしていました。スーツだし、音楽もやれる時間はなかったんですよね。でももう十分働いたと思って、会社に『日本に帰りたいです』と言って。そうしたら『日本から働いてくれ』ということになりまして。会社も音楽をやっていることはすごくポジティブに捉えてくれていたのでそこも問題なく、さすがヨーロッパの会社だなと思います」
——別の仕事で頭を使うことは音楽制作にどんな影響があるのでしょうね。
Akiko「私は結構駄目な性格なので(笑)、一つだけだと怠け始めてしまうんですね。それがずっと別の仕事をやっていると、音楽をやりたいと思えるし、集中力も高い状態で入れるんですよ。あと音楽だけを仕事にすると、もっと“仕事”という感じになってしまう。やっぱりいろんな人を巻き込むし、責任もあるので、例えばこういうものが望まれているからこういうものを返さなければとなってしまうかもしれない。でも別の仕事を持つことによってそこは自由度が増しますし、もうちょっとアートやアーティストの原点のように好きなことをやっていいかなと思えます。特にこの時代は売れるものしかマーケットに出せないことが増えているので」
MAYUDEPTH「そこはすごく共感できます。音楽ってその向き合い方や関わり方にもよっても表現するものが随分変わってくると思います。私もAkikoさんも売れたいという願望よりも、音楽という文化を大切にしているからこそ適度な距離感をとっているという」
Akiko「そう。もう少し豊かになってくれたら、それに貢献出来たら嬉しいですよね。私は夏目漱石の『草枕』が大好きで。日本語の方は格調高い文章ですが、英語訳は読みやすいんです。そのあたりからタイトルのヒントを貰ったりもしているんですけど、最初の見出しで、どういうときに詩になりえるかとか、どうして詩の世界が必要かとかそういうことを書いているんですね。もちろん詩だけではなくて音楽やアートなどにも当てはまって、クリエイターにとってはためになるし、自分も共感する部分があって。普段の生活ではすごくイライラすることもあるので、そういう時に草枕を読むと『このイライラは間違ってもいないのかな』みたいな気分になれるんです」
MAYUDEPTH「Akikoさんでもイライラするんだ(笑)」
Akiko「はい(笑)。俗な世界にうんざりみたいな」
ーーMAYUさんもアートディレクターとして活動しているからこそ自由を保てるというのはありますか。
MAYUDEPTH「私もアートディレクターとDJを両立させていることで良いバランスやペースが保たれていると思います。元々凝り性で頑なところがあるのでお互いが柔軟剤的な。そもそもDJを始めた頃からこれでお金を稼ごうとは思っていなかったから、趣味でレコードを集め始めた延長で今に至っているような感じです。でも、音楽の仕事をしているとデザインの現場とはまた違ったシーンや人々との貴重な出会いや関わりがあるので、アート、ファッション、音楽というそれぞれの違ったカルチャー同士をミックスさせたり、そういう橋渡し的なことをしていきたいというか、使命感みたいなものはあります。自分にとってアートディレクションと音楽はどちらも同じくらい面白い仕事だし一つの線で繋がっていて、それが自分にとって自然なことなんです。今回のEPもジャケットは自分でデザインしているんですが、佐野方美さんの写真を使ったのも昨年彼女の写真集の装丁デザインをやらせてもらった流れからというのもあったり、兼業していて良いことは多いですね。Akikoさんもアートワークにはこだわってますよね」
Akiko「最近の自分のレーベル(Kebko Music)のものはそうですね。ネットで『あ、この人いいな』と思った人がベルリンに住んでいるアーティストだとわかって、同じ街だったからメールしてすぐに会ってミーティングして、そこから2年くらいずっとその人にお願いしています」
——カセット形態なのはどうしてなんですか。
Akiko「最初はコンセプト的にテクノじゃないものが出来上がってしまったので、自分のテクノのお客さんはこういう音楽を聴きたくないだろうし、ものすごくアクセスしづらいメディアにしてみようと。それでも買ってくれる人は本当に聞きたかった人だから、こちら側がそういう人を見てみたいというコンセプトから始まりました(笑)。あと、テクノは音質が特に大事なのですが、そういう聴き方とはまた違って、音質は良くなくても訴えかけてくるところがある音楽もあると思うんです。自分の音楽はそういう方向に向かっているものを集めたものなので、カセットテープにすることによって、霞んだような音なんだけれどそれでもメッセージが伝わるような音楽作品があるんだよという」
——なるほど。でもカセットテープは劣化しますよね。
Akiko「そうですね。壊れたらまた買ってくださいという(笑)。切り貼りして遊んでもらっても構わないし、若い子からしたらカセットって初めて見るものだろうから逆におもちゃ的に楽しいかもという気持ちもあります」
MAYUDEPTH「Akikoさんのそういうところ好き。レコードもそうですけど、プロダクト的な要素を一緒に楽しむ事も音楽の接し方の一つだと思うんです。デジタルの時代になってますますそういうものの価値は高まってきてますよね」
——揺り戻しというのは必ずあるのでフィジカルの需要は確かに高まっていると思います。
MAYUDEPTH「最後に今日は音楽以外にハマっている趣味の話をしたかったんです。私は今、華道を習ってるんです。アートディレクションもそうだしDJも結局パーティーで空間を作っている。光と影、様々な役割が重なりあって出来上がるもの。何か一つでもずれていると全体に影響してしまうシビアさもあって。撮影現場でもクラブでもこのことは常に考えているし、空間というものをゼロから学びたくて華道を始めたんですね。そこから2年くらいやっています」
Akiko「華道は特に空間と繋がると思うんですよね。日本の華道はお花を飾っていないスペースに趣を感じるというものだし。私は草月流を習っていましたが、空間コーディネートの能力がないみたいで駄目でした(笑)」
MAYUDEPHT「ルールがたくさんあって、その中で自分の美学を追究していくもの。自分がやっているものに繋がっていくし、精神的に無になれるところもいいんです」
Akiko「家に帰って生け直すのも、家が豊かになっていいですね」
MAYUDEPTH「この間Akikoさんがインスタにジャズダンスの靴の写真を載せていたじゃないですか。ダンスもやっているなんて幅広いなと思って」
Akiko「ジャズダンスはやっているのレベルじゃないんですけれど(笑)。ジムのクラスがあって、先生が良い先生なので運動がてら気分転換に行っていて。踊るのは好きなんですけれど人前で踊るのは恥ずかしいので、家で曲を作るときにガン踊りしているんです(笑)。テクノのリズムに慣れているのでヒップホップだと逆の取り方もあって、ジャズとヒップホップをやっているんですが、グルーヴも聴くよりも踊って体感したほうが絶対いいです。良いなと思う先生はやっぱりものすごく音楽を聴いていたりしますし、音ありきだなと思います」
MAYUDEPTH「素敵ですね。音だけにのめり込みすぎると、バランスがとれない二人だからダンスもお花も色々やっていきましょう(笑)」
Akiko「(笑)。色々な要素だったりヒントを音に入れたらより面白くなるだろうなというところが二人ともあると思うので、たくさんの世界を見ておきたいですね」
MAYUDEPTH
“Sneakpeek e.p.”
1月22日発売
A1. Sneakpeek Prologue
A2. Sneakpeek
B1. Sneakpeek AKIKO KIYAMA Remix
WRITTEN & PRODUCED BY MAYUDEPTH
VOICES BY RIE MIYAMOTO
MIXED AT LADER PRODUCTIONS
PUBLISHED BY 四季協会-SHIKIKYOKAI
www.shikikyokai.jp
P&C 2017 Shiki Kyokai
SEASON10
PHOTOGRAPHY BY MASAMI SANO
ART WORK BY MAYU KONDO
Aalko
『No Man Is An Isand』
Cassette Tape with Silk Screen Printed Case + DL Code
1月19日発売
(Kebko Music)
PUNKADELIX (MAYUDEPTH)
国内外に於いて活動しているアートディレクター・デザイナー、近藤麻由によるソロプロジェクト。学生時代より東京そして滞在していたニューヨークでレコードを買い集めるようになりDJとしてのキャリアをスタート。テクノ・ハウスをベースに独自の”DARK&POP”サウンドを展開し、日本各地、海外のクラブからカルチャーシーンまでオファーが絶えず様々な分野において活動している。’12年オフィシャル・ミックスアルバム「ELECTRONIK BEAT PUNK」をリリース。初期衝動をテーマに掲げ、世界各国のアンダーグラウンドミュージックの他自身によるオリジナルトラックを収録。’16年より新たなプロジェクト”MAYUDEPTH”名義での楽曲制作を始動し、DJ SHUFFLEMASTER主宰のレーベル”四季協会”よりリミックス作品を2タイトル、2018年1月にはMAYUDEPTHとして初のEP、”Sneakpeek”をリリース。時代やシーンにとらわれず常にオープンな姿勢でエレクトロニック・ミュージックを探求し続けている。
https://www.facebook.com/Punkadelix
https://soundcloud.com/punkadelix23
http://www.shikikyokai.jp/
https://jp.residentadvisor.net/news.aspx?id=40772
Akiko Kiyama
2004年、Portableとの共演をきっかけにリリースオファーを受け、ロンドンSudElectronicより”New Days”、”Dimension”を発表。デビューEPにして、Ricardo Villalobos、Richie Hawtin、JohnTejadaを始め、シーンを代表するDJ達に高い評価を受けた。また、Richie HawtinによるMix CD/DVD “DE9|Transitions” (M-nus, Novamute Records)、BookaShadeによるDJ KICKsシリーズ (!K7 Records)、LocoDiceによる”The Lab01″ (NRK Music)にも彼女のトラックはライセンスされている。
2007年より、東京とベルリンを拠点とし、これまでにロンドンFabric、ベルリンPanorama Bar、モスクワArma17、バロセロナ及び東京で開催されているSonar Festivalなど世界各国の代表的クラブやフェスティバルで、精力的にライブパフォーマンスを行う一方、近年はメロディアスかつ実験的な作品にも挑み、機能性のみに縛られない、テクノの可能性を追求している。2015年には満を持して自身のレーベル”Kebko Music”をスタートさせ、今春には第4作となるアルバム『Ophelia』をリリース。2017年1月19日、Arlko名義による『No Man Is An Island』を発売する。
http://akikokiyama.com
https://soundcloud.com/akiko_kiyama
https://kebkomusic.bandcamp.com
photography Satomi Yamauchi
interview Ryoko Kuwahara
Special Thanks
Reseau
住所 : 東京都渋谷区宇田川町42-12 SALON渋谷 1F
お問い合わせ先:03-6455-0120
時間:ランチタイム/11:30〜17:00、ディナータイム/17:00〜23:00