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2014年2月公開 映画『17歳』フランソワ・オゾン監督インタビュー

 ー生徒たちがランボーの詩を朗読し、意見交換するシーンについて教えてください。

オゾン「僕はそのシーンで、思春期のもろさや美しさを表現したいと思った。そのシーンの生徒たちは、マリーヌと、彼女の友達を演じた役者以外は、すべて普通の学生だーーアンリ4世高等学校の生徒たちも、その中に含まれている。詩を朗読した後、本当の授業で行われるようにそれを分析し、何を感じたか表現し、どう解釈したか僕たちに伝えてくれるように指示した。そこで生徒が話す言葉は脚本に書かれたものではなく、ドキュメンタリーのようにそのシーンを撮影した。最近、青春や売春について描かれた『女と男のいる舗道』という映画を改めて観てみたが、その中でゴダールが、本物の売春婦にインタビューしている。僕の映画も現実に根ざしたものにしたかったから、今の若者の考えや物の見方に耳を傾けた。もしかしたら、その目的は、今の若者も僕が17歳の時と同じような目で世界を見ていると確認したかったのかもしれないね」

 

註1:マリナ・ドゥ・ヴァン・・・脚本家。オゾン監督の『まぼろし』や『8人の女たち』の脚本を手がけている

註2:ミニテル・・・80~90年代にかけて全盛期を誇ったフランスの情報通信サービス

 

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