バンクシーら多くのグラフィティアーティストに影響を与えたレジェンドとして名の高いヴィニー・ナイロンの個展『Straphangers』が、WISH LESS galleryにて開催される。
ヴィニーはイギリス出身のグラフィティライター兼コンテンポラリー画家。幼少期に体験した平和運動やパンク、スケーター文化の影響を受けたグラフィティアートを生み出し、“収集”へのこだわりをテーマにした作品を多く手がける。1950~60年代製のバッジ、アニメーション、おもちゃ、広告物などに注目し、ビニール人形や広告マスコットが登場する物語を描く。
本展では、先にロンドンのStolenSpaceギャラリーで披露した新作群を中心に紹介。タイトルである「ストラップハンガーズ」とは、80年代のニューヨークで横行していた地下鉄内のグラフィティや危険な問題に立ち向かう市民団体のこと。直訳すると「電車の吊り革にぶら下がる人」という意味でもあり、ヴィニーはこの“ぶら下がる”人をアート作品に置き換える。壁にʻぶら下がるʼ彼の作品は、愛してやまない80年代のニューヨークのアートや音楽シーンを象徴している。
バンクシーら多くのグラフィティアーティストに影響を与えたヴィニー・ナイロンによる3年振りの個展を開催!
ヴィニー・ナイロン 個展
「ストラップハンガーズ」
2017年11月11日(土)~12月3日(日)
木金 16:00~21:00/土日 12:00~19:00
月~水 休み (最終日18時終了)