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text by Ryoko Kuwahara
photo by Shuya Nakano

アヴちゃん(女王蜂)「デートはライトに」 Vol.9 ゲスト:やしちゃん おらが丼編

NeoL_avuyashi9| Photography : Shuya Nakano


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13:00 シャチショー


アヴちゃん「わー! シャチいた! 大きい!」


やしちゃん「うわー、イケメン! すごい! 目がつぶら。好き」


アヴちゃん「かわいい〜。目が優しい」


やしちゃん「かっこいいなあ」


アヴちゃん「うん。歯もかわいい。いっぱいいる。ウンウンしてる」


やしちゃん「わたしの抱き枕」


アヴちゃん「シャチさん、わたしの声が聞こえるの?」


やしちゃん「聞こえるで。口元がセクシーやな。あの白いのは眉毛やから」


アヴちゃん「そうなん?」


やしちゃん「うん」


アヴちゃん「シャチ♪」


やしちゃん「シャチ♪ 大きさどれくらいなんやろ」


スタッフ「いま一番大きいシャチで、5.2メートルです」


やしちゃん「えーっ!」


アヴちゃん「重さは?」


スタッフ「1頭で2トンあります」


やしちゃん「すごっ! 潰されるね。抱き枕にできないね」


アヴちゃん「それで飛べるの?」


スタッフ「あのボールを蹴るくらいのジャンプはします」


アヴちゃん「よく人を食べようと思わないね」


やしちゃん「賢いんやね」


スタッフ「頭の良さでは天下一品です」


アヴちゃん「性格が悪い人がいたらギャング組んで来るかも」


やしちゃん「『行こうぜ!』って」


アヴちゃん「シャチ、笑うと赤ちゃんみたいな顔になる」


やしちゃん「名古屋のは見たことあるんやけど、やっぱりシャチは興奮するな」


スタッフ「名古屋のシャチは、鴨川シーワールドで育てたものを移したんですよ」


やしちゃん「そうなんや! ここが元祖なんや」


スタッフ「ショーもアナウンスはほとんどなく、音楽とパフォーマンスだけで見ていただくんです」


やしちゃん「すごいな。そんなん見れるの幸せ」


アヴちゃん「この前香川の水族館でイルカのショーを見たんやけど、お姉さんが淡々としてるから最初残念なショーなのかなって心配してて。でも手叩いたらイルカがギュンギュンで飛び出して、お姉さんとイルカの絆のすごさに感動した。勉強になったもん」


やしちゃん「いつでもどこでもギュンギュンでやらなあかんな」


アヴちゃん「出てきた!」


やしちゃん「おおっ! ご飯食べてる。お姉さんたちと仲良しやね」


アヴちゃん「わーっ! すごい! はやい!」


やしちゃん「大きい!」


アヴちゃん「あははは!」


やしちゃん「すごすぎて、なんもしゃべられへん!」


アヴちゃん「ヤバいしか言われへん。めっちゃ飛んでるやん」


やしちゃん「やっべ! お姉さん乗せてる!」


アヴちゃん「綺麗!」


やしちゃん「すごいね」


アヴちゃん「上手!」


やしちゃん「お姉さんもすごい」


アヴちゃん&やしちゃん ひたすら拍手


アヴちゃん「格好よかった! イルカショーは品がいいけど、シャチは圧がすごい」


やしちゃん「圧倒されちゃう」


スタッフ「イルカは3メートルくらいなので、身長は2メートルくらいしか違わないのですが、体重はイルカが300キロくらいでシャチは2000キロくらいなので、胴回りがまったく違います」


アヴちゃん「重量感がね」


やしちゃん「なんであんなにお姉さんに顔触られたがるんやろ」


アヴちゃん「お姉さんたちも格好よかった」


スタッフ「トレーナーさんたちも、小さい頃にここでショーを見てトレーナーを目指した人たちが多いです」


やしちゃん「すごいなあ。人生変えてる」


アヴちゃん「こんなん子どものときに見たら、『乗るよ!』ってなるわな。なんか元気出た」


やしちゃん「ツルツルでぶっとくて格好いい。楽しかった!」


スタッフ「ショーに出ていた4頭は全てここで生まれた子たちなんです」


やしちゃん「すごい!」


スタッフ「お母さんは来年で20歳になります」


アヴちゃん「友だちになれそう!」


スタッフ「よお母さんが『動いちゃダメ!』と言うと、子どもたちは全員ちゃんと動かないんです」


アヴちゃん「お母さんがバンマスなんやね」


やしちゃん「近くで見たい」


スタッフ「ガラス面に寄せてもらうので、一緒に写真を撮りますか?」


やしちゃん「撮りたい!」


アヴちゃん「撮ろう」


やしちゃん「うわーっ、いる! 近い! 後ろで飛んでくれてる!」


スタッフ「水面から大体7メートルは飛びます」


アヴちゃん「そんなに!?」


やしちゃん「しゅごい。最強や」


アヴちゃん「ラビーちゃんって言うんや。かわいい。ありがとうね」


やしちゃん「ほんまありがとう」



NeoL_avuyashi12| Photography : Shuya Nakano


NeoL_avuyashi11| Photography : Shuya Nakano


photography Shuya Nakano
text & edit Ryoko Kuwahara


NeoL_avuyashi16| Photography : Shuya Nakano


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お食事処 名代亭
千葉県鴨川市寺門186
tel 050-5890-7186
11:00~20:00(食材がなくなり次第閉店)


鴨川シーワールド
千葉県鴨川市東町1464-18
tel 04-7093-4803
http://www.kamogawa-seaworld.jp



女王蜂
アヴちゃん(Vo)、やしちゃん(Bass)、ルリちゃん(Drums)、ひばりくん(Guitar)。2009年神戸にて結成。2010年7月 FUJI ROCK FES「ROOKIE A GO-GO」に出演。同年11月 ファッションブランド[ヒステリックグラマー]のシークレット・パーティ出演。2011年9月、ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズよりメジャー。収録曲“デスコ”が大ヒット映画『モテキ』メインテーマに起用され、本人役で映画初出演を果たす。2012年5月、LIVE・リリース共に精力的に活動し、話題沸騰の中、Gtギギちゃんの利き腕の不調による脱退に伴い、2013年にバンド活動を休止。2014年2月、約1年間の活動休止期間を経て活動を再開。活動再開後、NHK「あさイチ」にて地上波初登場を果たし、再び注目を浴びる。2015年1月テレビ東京ドラマ「怪奇恋愛作戦」の主題歌“ヴィーナス”を書き下ろし、本格再始動。
2017年4月には2年ぶりのフルアルバム「Q」をリリース、デイリーチャート5位を記録し、自身最大規模1万人を動員した全国ワンマンツアーを成功させる。また同年11月からはロックミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」に女王蜂全員の出演が決定するなど、多方面で精力的に活動中。
http://www.ziyoou-vachi.com/

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