―スタークローラーはメンバーがまだ10代と若く、またその若さがセンセーションを起こしている部分もあるかと思います。もしもスタークローラーの音楽が、自分たちの世代の何物かをリプレゼントしているのだとしたら、それはどんなことだと言えると思いますか?
ヘンリー「希望かな」
アロウ「私はわからない」
ヘンリー「俺もわからない。希望だけが全てではないし。自分たちの世代ってそこまで悪くはないと思うし」
―昨年、スタークローラーはレモン・ツイッグスのオープニング・アクトを務めましたが、同世代や今の音楽シーンでシンパシーを感じたりリスペクトしているアーティストやバンドがいれば教えてください。
ヘンリー「俺はプレイグ・ヴェンダーが好き」
アロウ「あと、同じ世代のバンドでスケーティング・ポリーって子達がいるの」
―どんな音楽やってるんですか?
アロウ「ロックよ。カッコよくもあり、キュートでもある。彼女たちって可愛いんだけど、キュートであろうと意識しているわけでないの。良い音楽を作るの」
ヘンリー「良いエナジーもね」
―ちなみに、音楽以外で夢中になっていることがあれば教えてください。
アロウ「私は絵を描くのが好き」
ヘンリー「俺はラグビーのプロなんだ」
アロウ「(笑)」
―なんかアロウが笑ってますけど?
ヘンリー「ウソじゃないよ(笑)。アロウはラグビーが嫌いなんだ」
―なんかイメージありませんね(笑)。
ヘンリー「そうだね。でも、俺は音楽もラグビーも同じレベルで好き」
アロウ「(笑)」
―ところで、あなたたちは現在、ライアン・アダムスとアルバムを作っているそうですね。どんな感じのアルバムになりそうですか?
ヘンリー「ロックンロール・アルバム。全部LAにある彼のスタジオでテープにレコーディングしたんだ。ライアンがプロデュースをしてくれて、彼のベーシストのチャーリーがエンジニアをやってくれた。楽しかったよ」
―もう完成してるんですか?
ヘンリー「してるよ」
―リリースのタイミングで来日できるといいですね。
ヘンリー「僕らもそう思ってる」
アロウ「私はロボット・レストランに行きたいわ。予約取るのって大変?」
ヘンリー「俺たちスタークローラーなんだから入れるさ(笑)。『Ants(アリ)』を持ってくよ(笑)」
アロウ「あと、日本には蛇が入ったウイスキーがあるって聞いたの。それ飲みたいわ(笑)」
ヘンリー「俺はその蛇を食べるね」
photography Dan Monick
text Junnosuke Amai
edit Ryoko Kuwahara
Special Thanks Virgil Normal , commune
STARCRAWLER
“Ants“
発売中
iTunes Store: http://apple.co/2rtPRyE
Apple Music: http://apple.co/2rtXTHL
Spotify: http://spoti.fi/2pZolag
STARCRAWLER
激しいリフと轟くビート。ザ・クランプスやヤー・ヤー・ヤーズ、アリス・クーパー、ニューヨーク・ドールズを彷彿とさせる扇動的なパフォーマンスとカリスマ性で、今大注目の新人バンド、スタークローラーが〈Rough Trade Records〉からデビュー!現在2曲入りシングル「Ants」が配信中で、表題曲のミュージック・ビデオが公開されると、マイ・ケミカル・ロマンスのヴォーカル、ジェラルド・ウェイが絶賛するなど話題を呼んでいる。