DAOKO「そこ、好き。でもこうやって一緒にご飯食べてるのすごいよね。女王蜂のいちファンからの成り上がりっぷりが(笑)」
アヴちゃん「平成の成り上がりストーリー。私も憧れの方たちとお仕事させていただいたりしてるし、そういうのって夢がある」
DAOKO「うん。私は一方的にアヴちゃんを知ってたけど、最初にちゃんと会ったのはライヴだったよね」
アヴちゃん「DAOKOちゃんのPAさんを知ってたのよね。それでニーハイを履いてその人に『DAOKOちゃん風、へへへ』とか言ってたんだけど、そのニーハイを履いてライヴを観に行ったっていう」
DAOKO「来てくれたの、超嬉しかった」
アヴちゃん「ライヴを観て、面倒をみるって言い方はあまりよくないけど、一緒に遊びたいというか、なにか一緒にやらなきゃダメだなって直感的に思った。DAOKOちゃんの周りにプロデューサー気質の方が多いのもそういうことなんだろうけど、私はもっと友だちから入りたくて」
DAOKO「光栄がすぎる」
アヴちゃん「初めて楽曲にラッパーを入れるとしたらDAOKOちゃんしかないと思ったもん。“金星”でフロウをのせてもらったら一発OKで、すごくよかった」
DAOKO「すっごい緊張した。15歳くらいから女王蜂を聴いてるから、一緒にやろうって言われたときはKAN & DOUだった。“脳内DISCO”って曲を作るときに、『DISCOとはなんぞや?』って調べてたら女王蜂の“デスコ”が出てきて、『なんじゃこりゃー!?』ってぶっ飛ばされたの。そこから好きになって追っかけて、初回限定盤買ってタワーレコードの限定ライヴにひとりで行って踊ってたから、完全にファン(笑)」
アヴちゃん「格好いいよね。そこから一緒に江の島デートする仲になったんだもん。昇竜! みたいな」
DAOKO「ここまで来れてしまった。今日の朝もラジオで“金星”流れてたよ」
アヴちゃん「嬉しい。ずっと流れてるよね」
DAOKO「ね。90年代のディスコの感じも含みつつ、新しいダンスミュージックができたからすごく嬉しい」
アヴちゃん「うん。ドライでいい」
DAOKO「絶妙な温度感。なのに、ブチあがるっていう」
アヴちゃん「名古屋で一緒にやったときもブチあがりがすごかった」
DAOKO「タテノリだったもん。私のライヴは映像もあるからフィジカルの部分だけじゃないんだけど、あそこまでお客さんがフィジカルに振り切ったのを見たのは初めてで。人生で初めて踊ったって人も多かったんじゃないかな」
アヴちゃん「DAOKOちゃん、『こんなに踊れるのね』って普通にMCで言ってたよね(笑)。めちゃくちゃおもしろかった。あの曲はふたりがノリで作った感じがいいよね。ギャルっぽい」
DAOKO「そう、余計なものがあまりない。そのヴァイブスは出てたよね。ドンキギャルが作りました、みたいな。絆だった」
アヴちゃん「ジ・キズナ。ボスキャラ(真鯛)はどこまでも食べれるね」
DAOKO「むさぼり尽くす。骨の髄まで食べ尽くす」
アヴちゃん「食べるところがいっぱいで、出汁も取れてすごい」
DAOKO「水族館に行った後だからより食べ尽くそうって思う」
アヴちゃん「ありがとうってね」
DAOKO「あれだけ動き回ってたら身が引き締まってるよね」
アヴちゃん「ねえ。はい、食べ尽くした!」
DAOKO「猫みたいに食べ尽くした」