—確かに全然コウキくんの普段の音楽と違いますよね。一人で打ち込みメインで作ってるというのもあるし、かなりダンスの要素も入ってるし。
コウキ「ああいう曲のギターって難しいんですよね」
UCARY「最近気付いたんですけど、ギターのイメージとしてはピクシーズとかが好きで。でも自分でデモに入れてるフレーズはピクシーズの百分の1くらいの下手さなんですよ」
コウキ「いや、結構巧いよ。最初は全然弾けてなかったんだけど、どんどん弾けるようになってきてる」
—教えてあげたんですか?
コウキ「いつの間にか買って勉強してました」
UCARY「毎日曲を書いて弾いてたら、ドレミくらいは弾けるようになりましたね」
コウキ「UCARYはギタリストになりたい人とは違うから、普通はそこいかないでしょってコードで弾いたりするんです」
UCARY「その考えたフレーズにすごくカッコイイ音色を選んでくれるから、コウキくんとやると音色を考える事が面白いなと思ってます」
—澤(竜次/黒猫チェルシー)くんとコウキくんで全然解釈違います?
UCARY「全然違うと思います。コウキくんは結構スマートな感じ。作る音がとりあえずすごく気持ち良くて。澤くんは、澤くんって感じ」
—それ、伝わりません(笑)。
UCARY「ギュイーンって感じ」
コウキ「澤くんとライブしているのを観に行って、すげえロックになったなって思いました」
UCARY「そうそう、ロックだ。どっちも好きです」
コウキ「この間は久しぶりにまたギターとして参加して、リハーサルスタジオでスコット&リバースの曲も演奏したりしてすごく楽しかったです。ニューウェーブなギターが弾きたいんですよ。UCARYの音楽は完全にニューウェーブだし」
UCARY「そう言われますね。私はヴェルヴェット・アンダーグラウンドしか知らない女の子だったから、ニューウェーブって何だろうとか、80年代の音楽って何だろうって思いながらも色々聴き出して、今じゃClarkの新作の2枚目が好きとかいうくらいです」
コウキ「たまにUCARYにセレクトしてもらった曲とかをもらうんですけど、それがよくて。5曲に1曲くらいUCARYの曲が混ざっていて、普通に聴いてたら『あれっ?』てなるんです(笑)」
—名刺代わりに(笑)。他の曲との相乗効果で。
コウキ「別にUCARYの曲は頼んでないのにね(笑)。曲順も考えて入れてるんでしょ?」
UCARY「そう。ここで私のこれを活かそう、最後にまた入れておこうみたいな」