—上京したのはいつですか?
UCARY「ちょうど2年前です」
—ソロでライブやり始めたのは?
UCARY「そこから半年後くらいですね」
—そのライブにコウキくんが参加してたんですよね?
コウキ「はい。招集されて、去年一年間ずっとサポートしていました。今でもたまに演奏しています」
—すごく贅沢なメンバーですよね。
UCARY「最初、メンバーの個々の活動を全然知らなくて、YouTubeで観て『すごい人たちが集まっちゃったな』と思って。ミヨちゃん(山口美代子/DETROIT SEVEN)とか、調べると軍モノの服を着ている写真がいっぱいあがってたんで、自衛隊みたいなすごいいかついイメージを持ってたんですよ。でもすごく優しくて大好きですね」
コウキ「皆で初めて会ったのが去年の4月とかだよね」
UCARY「そうですね」
コウキ「そこからUCARYは、毎回会うたびに『これ、作ったんです』って新曲のデモを聴かせてくれて。song249とか、song278とかって曲の名前が番号になっているんです」
UCARY「500までいってやり直して、今98までいきました」
—すごい。それだけストックがあるってことですよね。
UCARY「曲を作ることが生活の一部みたいになっていて、一個メロディを思いついたら残しておかないと気持ち悪くて」
—それってワンフレーズじゃなくって、曲として完成してるんですか?
UCARY「ワンフレーズ出てきたら、最後まで出ますね」
コウキ「いつもしっかり作り込んであるやつを聴かせてくれるから、いつやってるんだろうと思って」
—そういう時って同時に歌詞も出来るもの?
UCARY「私、歌詞が全然書けなくて、初めは言葉にもならない言葉をはめてるんです。そこから人に聴いてもらう前に言葉をはめていくんだけど、変なんですよね、ぐちゃぐちゃで」
—音と言葉の組み合わせが変ってことですか?
UCARY「音重視だからそれもちょっとおかしくなってくるし、最近日本語で書こうと努力しているんですけど、日本語のボキャブラリーが少なすぎて、猫がどうしたとか、私は今日も眠れなかったとか、そんな歌ばっかりになっちゃったりして(笑)」
—そうなんですね。でもそれだけ日常的に曲作りしてるのはすごい。コウキくんは曲を聴いて、俺も作曲せねばみたいな気持ちになったり?
コウキ「それもあるし、一緒にバンドをやっていた時は『この曲はライブでやった方がいいんじゃない?』みたいな感想を伝えたり」
—ああ、バンドメンバーとして。UCARYのバンドは楽しいって皆が言いますよね。
コウキ「楽しすぎてヤバかったです。すごく和気あいあいとして、楽しい練習をしていて。こんなに楽しいことをやっていたら、本業で傷つきやすくなってしまうって思いました(笑)」
—OKAMOTO’Sも楽しいはず。合宿で苦しかったから思い出せないだけですよ(笑)。
コウキ「そうですね(笑)。自分たちのやっている音楽と全然違うから新鮮だし、勉強になることもあって。UCARYの音楽でギターを弾くんだったらこうしたいというアイデアも自然と出てくるので、それを試してみるのも楽しいんですよ」