OKAMOTO’Sのメンバーが友人はもちろん、憧れのアーティストなどをゲストに迎える対談企画第2弾には、ギターのオカモトコウキとシンガーソングライターUCARY & THE VALENTINEが登場。バンドとしても共に活動した2人は、プライベートでも互いの音楽やネタを交換し合ったりと刺激を与えあう交流を繰り広げている。
— 2人は同じ事務所に入る前から知り合いだったんですよね?
コウキ「UCARYがまだ高校生でバンドで活動していた頃、僕らのワンマンライブに遊びに来てくれたんです」
UCARY「めちゃくちゃ私たちがやさぐれあげてたときです」
コウキ「そう、『この人たち怖い!』って思いました」
UCARY「私以外は男の子で、みんな身長が180cmくらいあって黒ずくめの集団だったんです。見た目は完全にパンクバンドでした。私も金髪ボブのカツラをかぶって、ボディコン着てライブしてたんです」
—へえー、全然イメージ違いますね。
UCARY「私はライブ中に絶対しゃべっちゃダメって言われてて。しゃべったら、バンドのイメージが崩れるから(笑)。それでメンバーがちょっと威嚇して、ライブで2曲だけ演奏して帰ったりするようなバンドでした」
コウキ「だから事務所の後輩になるかもって言われて、仲良くなれるんだろうかって心配してました」
—いつその化けの皮が剥がれたんですか?
UCARY「バレンタイン前に神戸でOKAMOTO’Sのライブがあって」
コウキ「その時、一人一人にクッキーを作ってきてくれたんですよ。いい子だなと思って、中を見たら『ショウくんへ』って書いてあって」
UCARY「2人の名前を完全に間違えてたんです……。懐かしいですね」
コウキ「その時に、どうもこの子はちょっと変だぞと」
UCARY「(笑)。私、バンドの時はすごい人見知りで。面倒を見てくれてたレコード屋のおじさんとも知り合って2年後くらいにやっとしゃべれるようになったくらい、人と会話するのに時間がかかってたんです。でもバンドが解散して一人で上京してからしゃべれるようになって。で、OKAMOTO’Sのみんなが優しいからライブをいっぱい観に行って次第に仲良くなって、今じゃこんなんです」