——「A MOMENT OF YOUTH」というZINEも作っていますよね。
RIKU「友だちのMILOが作りたいと言い出して。彼が働いているBIG LOVE RECORDSがZINEも置いてるから、同年代のみんなで作って置きたいねとなってすぐに作りました。最初に100冊作って完売したので、受注生産形式で再販して。インスタに載せたら問い合わせが殺到したので、WEBを立ち上げようとなってその日に立ち上げたんです(笑)。今回は俺とMILOと永遠ちゃんとスギョンちゃんの4人で作ったけど、次はどの面子でやるかわからないです。『A MOMENT OF YOUTH』という名前だけは固定で、メンバーも、形式も自由な形でもの作りをできたらと思っていて。やりたいことがあるけど実現できていないという人がいて共感できたら、プロデュースというのもやってみたいです」
——プランニングも行動力も凄まじい。
RIKU「行動力はめちゃくちゃあります(笑)。大人みたいにやらなきゃいけないことがないから、フットワーク軽くできるんです」
——SNSやECサイトの普及もあって実現できるというのもあるは思いますが、まわりの同年代にもそういう人たちは多いですか? それともやっぱりスペシャルなのかな?
RIKU「そういう子がいたら友だちになってると思うんで、ちょっと特殊かもしれないですね。東京という環境やタイミングもあるとは思いますけど」
——元々もの作りをするのが当たり前という環境だったんですか?
RIKU「普通の家に育ったんですけど、小学1年からダンスをやっていたので、ものを作って発表するのがクセみたいになってるんです。練習して前に出る、何か作ったら発表するという精神が鍛えられたのが大きい。そこで得た繋がりもあるし、ヴィジュアルの見方もそうだし、ほかのもの作りにもダンスからの影響はあります」
——いま進行していることやニュースがあれば教えてください。
RIKU「いまは新しいZINEを作っています。写真だけじゃなくて、映像も作り出していて、個展もやりたいと思っています。なんだろう、たくさんあるな……。発信したいことが多すぎるから、ZINEにして出してるというのもあるし、やりたいことをやったらすぐ次にやりたいことが見つかって、どんどん形になっていくんでありすぎます(笑)」
——将来についてはどう考えていますか?
RIKU「今後なにがあるかわからないので、高校は卒業するつもりです。大学はまだわかりませんが、海外留学はしておいたほうがいいと思っていて。自分でやりたくないことはしたくないし、ブレたくない。やりたいことをしてお金を貯めたいんです。だから今のうちに色々やっておこうというのもあるし、それで仕事が増えたら大きくなって困らないかなと。友だちとも今日あったことなんて話さないんですよ。来年よりもっと先の、これからのシーンに関してやそこで何をどう発信していくかという話ばかりしていて、政治の話なんかもします。そうやって考えていくと、自分たちがやりたいことはお金がないとできないんです。でも日本の経済状態では限界がある。それで将来は海外向けのビジネス展開をするためにも留学したほうがいいとなった。服作りやもの作りは海外でもできるので、進行中のものは継続しつつ、次のステップを考えたいです」
model: towa,io,TAI,ILLIAN
Brand :ALLEGE(towa)、comme je suis(ILLIAN)
Photographer:RIKU IKEYA
Styling : RIKU IKEYA
text :Ryoko Kuwahara
photo edit : Lina Hitomi
RIKU IKEYA
comme je suisデザイナー。
Instagram:@rikuikeya
http://www.commejesuis.net
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