ソール・ライター ≪雪≫ 1960年 ソール・ライター財団蔵 ⒸSaul Leiter Estate
『ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展』が、2017年4月29日(土・祝)より渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。
1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、58歳になった年、商業写真から退き、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。
写真界でソール・ライターが再び脚光を浴びるきっかけとなったのが、2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集だった。時に、ソール・ライター83歳。この新たな発見は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次いだ。2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」(日本公開は2015年)が公開され、その名前と作品はさらに多くの人々の知るところとなった。
本展は、ニューヨークのソール・ライター財団の全面的な協力を得て、同財団所蔵の写真作品(モノクロ、カラー)、絵画作品、その他貴重な資料を一堂に集め、天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と称されたライターの創造の秘密に迫る日本初の回顧展。
日常で見逃してしまう些細な風景の中にある「美」の存在、その「美」の発見によって変わる生きる姿勢を、彼の作品から受け取りたい。
『ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展』
2017年4月29日(土・祝)~6月25日(日)
会場:東京都 渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム