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世界で大反響の“美しい”少数民族写真集の待望の日本版発売

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写真家ジミー・ネルソンが世界各地を訪れ、 失われつつある民族の生活や文化を肖像として撮影した写真集『BEFORE THEY PASS AWAY -彼らがいなくなる前に-』の日本版が刊行。 グローバリゼーションが進む現代社会において、こうした民族社会に見られる生活や彼らのつくりだす芸術、 受け継がれてきた伝統は、ますます重視されている。 彼らの姿は、 自然との親密な調和のなかに生きるという、現代社会においては稀有となった生き方を、わたしたちに力強く示している。ジミー・ネルソンは、彼らのさまざまな風習や身の回りの工芸品の圧倒的な美しさを写し撮るだけでなく、文化の守り手である人々の内面までも写し出している。撮影された彼ら自身も、写真を見るわたしたちも、記録された民族文化のかけがえのない素晴らしさを、未来に伝えたいと望んでいる。

 


著者:ジミー・ネルソン
写真家。 1967年イギリス生まれ。 1987年より写真家として活動。 チベットを旅して撮影した写真紀行の出版を契機に、 世界各地へ飛び回り、 報道写真を撮影する仕事を多く受ける。 1997年より、 極地に生きる人々の独特な生活や文化の写真を50年ものの大判カメラで撮影。 受賞多数。

 


翻訳:神長倉伸義(かなくらのぶよし)
東京都生まれ。 青山学院大学文学部卒業。 株式会社文藝春秋にて、 雑誌編集部、 文芸・翻訳出版部、 文学賞事務局等に勤務。 その後フリーとなり、 編集・翻訳を手がける。 訳書にケビン・R・コザー『ウイスキーの歴史』(原書房)がある。


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【カザフ/モンゴル】
カザフの古くからの伝統の一つに鷹狩りがある。 2000年以上にわたって、 カザフの男たちは馬にまたがり、 調教したイヌワシ(ゴールデンイーグル)とともに狩りをしてきた。 山や草原を渡り、 ウサギ、 マーモット、 キツネ、 さらにはオオカミといったさまざまな動物を狩り、 伝統的なカザフの衣装に欠かせない毛皮を手に入れてきたのだ。 (2011年3月撮影)


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【フリ/パプアニューギニア】最大の高地部族であるフリ・ウィッグメン(かつら男)は、 顔を黄色と赤と白に塗り、 自分の髪でかつらをつくる。 それはオウムと極楽鳥の羽で飾られ、 羽毛を付けた帽子のようにも見える。 (2010年撮影)


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【アサロ/パプアニューギニア】敵の部族を威嚇するため、 アサロ・マッドメン(泥男)は自分の体を泥で覆い、 恐ろしげな仮面をかぶって槍を振り回す。 長い間、 アサロは泥と仮面を身につけては早朝に他の村々を訪れ、 脅し回ったという。 (2010年撮影)


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【バヌアツ/バヌアツ共和国】バヌアツはまだ都市化されておらず、 ニー・バヌアツのほとんどは生まれた島に住む自給自足農民である。 焼畑式の農業を行っていて、 毎シーズン森林の新しい区画を開いては焼いていく。 (2011年9月撮影)


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【ネネツ/ロシア】トナカイを飼う遊牧民ネネツは1000年以上にわたって、 地球上で最も住みにくい場所の一つ(最低気温-50℃)で暮らしてきた。 男たちはマリツァという、 フードのついたコートを纏う。 マリツァは4頭くらいのトナカイの皮からできたもので、 内側が毛皮、 外側がなめし革になっている。 (2011年3月撮影)


 

書籍概要 書名:『BEFORE THEY PASS AWAY -彼らがいなくなる前に-』
発売日:2016年12月9日
発売元:パイ インターナショナル
http://pie.co.jp/search/detail.php?ID=4796

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