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text by Ryoko Kuwahara
photo by Shuya Nakano

OKAMOTO’Sのアドレス帳 番外編 R5 / Alesso / The Struts / Black Honye × Sho Okamoto (Summer Sonic 2016)

The Struts × Sho Okamoto(OKAMOTO’S)
2016_ss_0102

巷で顔が似ていると評判のThe Strutsのルークとオカモトショウが遂に対面。ロックンロールの力を信じるバンドマン同士の熱い絆が生まれました。


アダム「ハジメマシテ。コンニチハ!」

——こんにちは。日本は何回目ですか?

ジェド「初めてだよ」

——それなのによく日本語を知ってますね(笑)。

ルーク「といっても5フレーズくらい(笑)」

ルーク「フランスでは俺たちの音楽を受け入れてもらっているからよく行くんだけど、フランスに行った時、初めて言葉の壁にぶちあたったんだ。悔しい思いをしたから、日本ではなるだけそういうことがないようにしたくて、予めいくつかフレーズを学んでおいたんだ」

ゲシン「あと、日本という国自体を尊敬しているしね」

——僕が組んでいるバンドは、ローリング・ストーンズやキンクスなどが好きで、そういったバンドはみなさんと共通する部分があると思いますが、今日のライヴで日本のファンが盛り上がっているのを見て嬉しかった。今はDJがかけるEDMや、ポップ・ミュージックが人気ですが、ロック・ミュージックのかっこよさやポップスのように楽しめるということをみなさんが体現していると思うんです。

ルーク「その通り。それが俺たちのミッションなんだ。ロックと言うジャンンルに限らず、バンドというものが今は衰退してしまっているからね。10年前は何の問題もなかったと思うけど、ここ数年、バンドがヒット・シングルを出したことって殆どないと思う」

——そうですよね。だからこそ、僕にとってみなさんはファイターに見えるんです。オーディエンスが求めるものと戦っているような。

アダム「そうだね。でも、沢山ツアーをして色々な場所を回って来て気づいたのは、多くの人が俺たちに共感してくれているということ。俺たちのバンドの在り方を評価してくれているんだ」

——なるほど。みなさんの曲作りの過程について聞かせてもらえますか。

ジェド「毎回違うよ。前はメロディのアイデアからスタートすることが多かったけど、今はメンバーの誰かがアイデアを持ってくれば、それを皆でプレイして、それと合うものを合わせてくというパターンが多いね。でも、皆で集まってアイデアがないゼロの状態からスタートする時もある。その時によって変わるんだ。始めの頃よりも慣れて自然になってきたし、セカンド・アルバムはもっと固まったものになると思うよ」

——セカンド・アルバムはいつリリースされる予定ですか?

ルーク「来年だね」

——来年!楽しみですね。

ルーク「出来ればだけどね。次のシングルの結果による。だから約束は出来ないんだけど(笑)、レコーディングは来年やるつもりだよ!楽しみに待っててね」


photo Shuya Nakano
interview Sho Okamoto(OKAMOTO’S)
text & edit Ryoko Kuwahara


2016-08-30 20.06.19
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Everybody-Wants-The-Struts
The Strusts
『Everybody Wants』
発売中
(Universal)
http://store.universal-music.co.jp/product/4777730/


The Struts
2012年イギリスのダービーで結成。ルーク・スピラー(Vo.)とアダム・スラック(G)は10代で曲作りを始め、現代のシーンに衝撃を与えるグラマラスなロックンロールを生み出す。2014年英欧ツアー中にザ・ローリング・ストーンズのスタジアム公演のサポート・アクトを務め、2015年LAに拠点を移しアメリカでツアーを開始。年末にはモトリー・クルー”FINAL TOUR”の最終4日間のサポート・アクトに抜擢された。2016年3月デビュー・アルバム『エヴリバディ・ウォンツ』全米リリース。生前のフレディの衣装を手掛けたデザイナーや、ACDCやレディー・ガガなどの衣装を手掛けたデザイナーによるルークの衣装にも注目。
http://www.universal-music.co.jp/the-struts/

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