—レコーディングには立ち会ったんですか？
tofubeats「もちろん立ち会いました。本当に多少しかしゃべれませんでしたけど。基本的にディレクションに従いますよって感じだったんですけど、『そのままでオッケーです』って。何にも言えませんでしたね。22歳ではまだ森高さんとしゃべれる段階には達せなかったので、あと５年後とかにリベンジしたいです」
—森高さんの感想を聞きたいですよね。
tofubeats「いや、逆にもう聞きたくないです」
—本当に？
tofubeats「聞きたいっすけどもう聞かなくてもいいってくらいキャパオーバーなんですよ。仕上がった曲を何度も聴けないんです。森高さんが僕の歌を歌っているという現実を受け止めきれてないんで。ライブとかでもかけるんですけど、何かちょっと『あれ？』って思うんですよね。出来て結構経つのに」
ーそこへの慣れも５年後に持ち越しかな。“おしえて検索”もの子さんでやるって決まってたんですか？
tofubeats「いや、これは先に曲がありました。の子さんが元々僕の曲を聴いてくれてて、前座でメジャーデビュー前に呼んでくれたりしてくれてたんで知り合ってはいて。しかも、インターネットで曲をアップしてるという僕のアプローチを好きでいてくれて、僕の超マニアックな、それこそフリーダウンロードで出してた曲とかをめっちゃ好きって言ってくれてたんです。それでやり方を教えてくれって言われて、飲み屋で２時間くらいレクチャーしたら、その後の子さんがいきなりその手法でソロ曲を作ってアップしてたんですよ。ニュースを見てびっくりして。そういうレスポンスが面白かったので、今回呼ばせてもらおうってことになりました」
—展開がはやい。
tofubeats「そういう瞬発力がある人、好きなんですよね。フリーダウンロードの好きなところってそこなんです。例えば友達が今晩イベントやってると。自分は家にいてそのUSTREAMを観てる間に曲を作ってて、そのイベントで朝かけてくれってことができる。そういうことができるインターネットって面白いじゃないですか。そういうのができる人と一緒にやりたかった。あと森高さんと対称的だから、人智を超えた存在と瞬発力のある同世代という対比もあります」
