2014年2月にリリースしたデビュー盤『サン・ストラクチャーズ』が世界的に大ヒット。日本においても、フジロック出演や単独公演などで着実にファンを拡大させてきたサイケデリック・バンド、テンプルズ。新作を期待する声が高まっているなか、先日サマーソニックにて開催された「HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER」に登場した。早朝の登場であったものの、多数のオーディエンスの熱狂のなかでおこなわれたパフォーマンス。アルバム発表から2年半、さまざまな経験をし、着実に進化を遂げた彼らの現在がわかるステージになっていた。
──日本でのパフォーマンスは1年ぶりだと思うけど、「HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER」のパフォーマンスはどうだった?
ジェームス・バッグショー(Vo& G、以下ジェームス)「うん。最高だったよ。今回もたくさんの人が熱狂して、自分たちのステージを楽しんでいる雰囲気が伝わってきたからね」
──でも、デビュー作をリリースしてから、2年半も経っているだなんて。バンドにとって、この2年半ってどんな時間だった?
サム・トムズ (Dr、以下サム) 「そうだね……。いろんなことが起こり過ぎていて、自分たちでも何が起こっていたのか覚えてないくらいなんだ(苦笑)」
トーマス・エジソン・ワームスレイ (B&Cho、以下トーマス) 「新人バンドとして紹介(=NMEの “ベスト・ニュー・バンド・オブ・2013” リストに選出)されてからの3年間、本当にあっという間だった。でも、人生の考え方や音楽性など、少しは以前と比べて大人になったのかなとは思うんだけどね」
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