山口「このお祭りの気迫! そういうの感じないと! これこそお祭りの醍醐味でしょ!!」
お兄さん「おい! あんた! 何やってんの!! 危ないからおりておりて!」
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古澤「……では、お土産も買ったし、帰りましょうか」
山口「いや、待って! まだあれをチェックしてない! 佐原張子!」
古澤「さ・わ・ら・は・り・こ? なんですか?」
山口「え? そんなことも知らないの? 関東の郷土玩具だよ! 一般的な張子人形と比べて、佐原の物は素朴で温かみのある表情が特徴なんだよ! ちゃんと調べてんの?」
古澤「すみません……」
山口「ほら! 見て! この招き猫! この柄の大胆さ! この表情! すみませーん! これください!」
古澤「なかなかいいお土産が見つかりましたね」
山口「満足するのは未だ早い! 目指すは全国制覇だ!」
ちぐはぐな状態で始まったお祭り大好きファッションディレクター山口壮大と、ライター古澤のお祭り紀行。世にあるお祭りというお祭りを巡ろうと、2人は夕日に誓うのでした。
本日のお土産 左から佐原張子 2,300円/最上白味醂 780円