今回は、昨年5月にオープンした福岡市・今泉にある、「山響屋(やまびこや)」を紹介します。ここは、九州各地の民芸品や郷土玩具の店で、店主が自ら、作品を制作されている各地をまわり、直接作り手から話を聞き仕入れてきているとのことです。そんな店主のスタイルがストリートっぽい格好という、自分が想像する民芸や郷土玩具といったキーワードとは違った感じの方ですが、やさしく長崎弁で作品の説明をしてくれます。
なぜ、そのスタイルで民芸の店を始めたのかが気になったので聞いてみると、
「いまも達磨などを中心に絵師として絵も描いているんですが、以前はグラフィティ的なストリートよりなこともしていました。ある時、民芸や郷土玩具を見て、長いものは何百年の歴史の間に渡って描かれていて、そんなに長い間、その土地で自由に育まれ描き続けれられるというところに興味と魅力をもったというか、そして、それを知ってもらいたいといった感じです」と。
九州中の民芸品や郷土玩具を一堂に見ることもできますし、一つ一つが小さいのでお土産にするのもおすすめです。
自分もレジ横に置いてあった福岡県・津屋崎に伝わるモマ笛が気にいったので、
購入してみました。
山響屋
福岡市中央区今泉2-1-55
やまさコーポ101
Tel:092-751-7050
時間:11:00~21:00頃
定休:不定
http://yamabikoya.info/
撮影、文 多田真文/photo,text Masafumi Tada
福岡を拠点に活動する、雑誌・Webなどのディレクター。地元FM局、出版社の編集部、編集プロダクションを経て、個人で活動する「RÉDACTION」を主宰し、各種雑誌やムック、アパレルブランドのカタログ、企業宣伝ツールをはじめWebページの企画・編集に携わる。2014年4月にスタートした、Webメディア「CENTRAL_」の編集長も務める。