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篠崎恵美(edenworks/edenworks bedroom)インタビュー

オリジナルプロダクトーFlower Mail

 

——ファッションで学んだことで今に活かされていることはありますか?

篠崎「色彩感覚や自由な発想ですね。反対の色などを組み合わせて調和させるのは結構難しいんですけど、そのバランスだったり」

——確かに独特で、すぐに篠崎さんのものだとわかりますよね。青系が多い印象ですが、お好きなんですか?

篠崎「青は好きです。その時によって好きな色も変わりますが、ブルーや紫系のものは絶対買ってしまいます。最近は赤も惹かれます。あと、まとめあげすぎず、自然に飛び出させるのがすごく好きで。躍動感、生きてるという感じが出るじゃないですか。そのせいか、野性味があるというのはよく言われますね。お花の世界はわりと伝統的というか、正解不正解みたいなのが結構あるんですが、師匠がいなかったこともあり、そういう枠もあまりないんです」

——篠崎さんはどうやって自分のスタイルを作ったんですか?

篠崎「私は完全に独学で、本で学んだり、GLOBEの庭で勝手に切り花や鉢植え、ガーデンデザインなどの実験をして作り上げていったタイプ。GLOBEはイギリス庭園をルーツにしていたので、働いていた6年半の間に、この年代の花器にはどのような花が合うかというのは学びましたね。あと、独立してからですが、一応国家試験を取って、半年間だけですけどお花の産地を知るために市場で夜中にバイトしました。師匠がいないからこそ、自分の作ったものがお客さんに出せる価値があるのかちゃんとわかりたかったんです。それがすごくいい経験になりました」

——独立をされたきっかけは?

篠崎「賃貸の問題でGLOBEの庭がなくなることになって、閉店を機に独立しました。私は寝るのがもったいないというタイプで、花屋さんと掛け持ちしてコンビニで早朝バイトをしてお金を貯めていて。そのお金で本物のイギリス庭園を見に行こうと思ったんです。それですぐにポンドに換えて、いざ行こうとなった時に、お店を辞めたことを心配してくれたいろんなお客さんが注文をくれて。それがずっと空くことなく、半年くらい経って、『あ、これは行けないな』と思って、ロンドン行きの資金からお金を引き出して車を購入しました。小さくてボロボロの、後ろに荷物を積めるような車なんですけどね。そこに花を積んで売るところから始まり、今に至っています」

☆au isai フラワーデコレーション

 

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